竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

「デジタル資産は無視できない規模に」バンク・オブ・アメリカが暗号資産関連レポート公開

米大手銀行のバンク・オブ・アメリカ(Bank of America)が、暗号資産やデジタル資産に関するリサーチレポートを10月4日に公開した。同行の暗号資産等のリサーチ部門設立はかねてから報じられていたが、今回レポートの発表と合わせてリサーチ部門の稼働も公式に明らかになった。

米SEC、4つのビットコインETFの審査期間を延長へ

米国証券委員会(SEC)が4つのビットコイン ETF(上場投資信託)の上場可否の審査期間延長を9月29日に発表した。 審査期間が延長される4つのETFはグローバル X(Global X)、ヴァルキリー(Valkyrie)、ウィズダムツリー(WisdomTree)、クリプトイン(Kryptoin)だ。Kryptoin、WisdomTree、Valkyrieは過去に審査期間が延長されている。

Visa、デジタル通貨に相互運用性をもたらすプロトコルを発表

米決済大手のVisaが、中央銀行デジタル通貨(CBDC)やステーブルコインの相互運用性をもたらすプロトコル「ユニバーサル・ペイメント・チャネル(Universal Payment Channel:UPC)」を9月30日に発表した。現在ステーブルコインはさまざまなブロックチェーン基盤で流通しており、そこに相互運用性をもたらすことが開発の1つの狙いのようだ。

リップル社が280億円規模NFT関連ファンド発表、「XRP Ledger」でのNFT活性化目指す

リップル(Ripple)社がNFTに関する約280億円(2億5000万ドル)のファンド「Creator Fund」を9月29日に発表した。このファンドの支援対象者にはNFTクリエイターをはじめ、クリエイティブエージェンシーやXRP Ledgerとの統合を検討するマーケットプレイスなどが、幅広く挙げられている。

スイスのデジタル銀行SEBA、投資ファンド向けカストディ銀行ライセンス取得

スイスのデジタル銀行SEBAが、投資家保護を目的に集団投資スキーム(ファンド)のカストディ銀行としてのライセンス(the CISA licence)を取得したことが9月29日に分かった。このライセンスはスイスの金融規制当局である金融市場監督局(FINMA)から付与された。集団投資スキームは主にスイス国内の投資ファンドが対象となる。

未上場株や不動産などデジタル証券化、米セキュリタイズがマーケットサービス提供

デジタル証券関連サービス提供の米セキュリタイズ(Securitize)が、投資家のプライベート資本市場へのアクセスを提供するサービス「セキュリタイズ・マーケット(Securitize Markets)」を米国で開始したことが9月29日に分かった。プライベート資本市場とは、未上場企業の株式市場や私募発行の資金調達市場などを指す。

シティバンクやBNYメロンらがブロックチェーン債発行へ、マーケットノードと提携

シティバンク、BNYメロンなど合計10社が、シンガポール証券取引所(SGX)のジョイントベンチャー「マーケットノード(MarketNode)」と提携し、ブロックチェーン債を発行する予定であることが9月27日分かった。「マーケットノード」はSGXとシンガポール政府ファンドのテマセク(Temasek)のジョイントベンチャーだ。なおブロックチェーン債とは、ブロックチェーン上で、発行、流通、召喚、管理される債券のこと。

米フィギュア、米国規制に準拠した形でデジタル証券取引を完了

米フィギュア・テクノロジーズ(Figure Technologies)が米国規制に準拠した形でデジタル証券取引を完了させたことが9月21日に分かった。このデジタル証券取引は、米国証券取引委員会(SEC)に登録されている代替取引システムである「Figure ATS」が利用されたとのことだ。具体的に「Figure ATS」は非公開企業の株式をリアルタイムで二者間取引し、即時に決済するシステムだ。

GMOトラストとINXが提携、ステーブルコイン「GYEN」と「ZUSD」上場へ

暗号資産取引所およびデジタル証券取引プラットフォーム運営のINXがGMOトラスト(GMO-Z.com Trust Company, Inc.) と提携したことが9月21日に分かった。発表によれば、INXは子会社であるINX Digital(INXD)を通じて、日本円ステーブルコイン「GYEN」を上場する予定とのことだ。またINXDはGMOトラストの米ドルステーブルコイン「ZUSD」の上場も予定しているとのことだ。

米マスターカードがNFTキャンペーン、ASローマのモウリーニョ監督との共同制作で

マスターカード(Mastercard)が、NFTを制作することが9月16日にわかった。このNFTはマスターカードのグローバルアンバサダーで、著名サッカー監督のジョゼ・モウリーニョ(José Mourinho)氏との共同制作とのこと。ジョゼ・モウリーニョ氏は現在はイタリアセリエAのASローマの監督を務めている。

VTuber「キズナアイ」初NFT、「Metaani」とコラボで販売へ

バーチャルYouTuberの「キズナアイ」が、初の公式NFTを9月18日に販売することが分かった。クリプトアートプロジェクト「Metaani」とのコラボにより製作されたNFTが、オープンシー(OpenSea)にて200個限定、各0.3ETHで18日19時より販売される予定とのこと。キズナアイは今年6月にNFTプロジェクトを始動することを発表していたが、その詳細が明らかになった。

米アブラが約60億円調達、暗号資産の銀行目指す

暗号資産投資家向け資産管理プラットフォーム提供のアブラ(Abra)がシリーズCラウンドで約60億円(5,500万ドル)を調達したことが9月15日に分かった。アブラは2014年創業で、本社はシリコンバレーの企業だ。そしてアブラはユーザーがスマホで暗号資産の購入・借入・トレード・利息稼ぎできるサービスを提供している。取扱銘柄は、BTC、ETH、LTC、BCH、XLM、TrueUSD(TUSD)、USDT、USDC、Paxos(PAX)の9種類だ。利回り率は最大8%となっている。