米フィギュア、米国規制に準拠した形でデジタル証券取引を完了

米フィギュア、規制に準拠したデジタル証券取引を完了

米フィギュア・テクノロジーズ(Figure Technologies)が米国規制に準拠した形でデジタル証券取引を完了させたことが9月21日に分かった。

このデジタル証券取引は、米国証券取引委員会(SEC)に登録されている代替取引システムである「Figure ATS」が利用されたとのことだ。具体的に「Figure ATS」は非公開企業の株式をリアルタイムで二者間取引し、即時に決済するシステムだ。

発表によれば、今回はフィギュア・テクノロジーズの自社株式売出しに「Figure ATS」が利用されたとのことだ。これにより投資家と従業員株主は、従来の流通取引にかかる手数料の90%以上を節約することができたとのことだ。

フィギュア・テクノロジーズは「Figure ATS」が2021年末までに他の未公開企業との数十件のセカンダリーをサポートすることを期待しているとのことだ。またプライベート・エクイティ・ファンドの持分など、他の資産もすぐに「Figure ATS」で取引できるようにし、ローン取引など他の資産もすぐに広範囲な取引ができるようになる予定とのことだ。

フィギュア・テクノロジーズのCEO兼共同創業者であるマイク・カグニー(Mike Cagney)氏は次のようにコメントしている。

「これまで証券取引は一握りのレガシーな中央集権型取引所に限られており、証券取引の摩擦のない市場を提供するという点では、進歩の妨げとなっていました。私たちは、カウンターパーティーリスクや決済リスクなしにブロックチェーン上でリアルタイムに未公開企業の株式取引と決済ができる可能性を示し、最終的には中央集権的な取引所を駆逐することができることを示しました」

ちなみにフィギュア・テクノロジーズは2021年5月に約220億円の調達を行なった。その調達資金はブロックチェーンを活用し、金融サービス業界を改革していくために活用するとのことだった。

そしてフィギュア・テクノロジーズは9月にNYCBと銀行口座残高をトークン化し株式取引のデジタル決済を成功させた。今後もフィギュア・テクノロジーのブロックチェーンを活用した金融改革はに注視したい。

参考:フィギュア・テクノロジーズ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

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