マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用

MARAが1億ドル相当のビットコイン購入

米ナスダック上場のビットコインマイニング企業であるMARA(マラ:旧名マラソン・デジタル・ホールディングス)が、1億ドル相当のビットコインを購入したことを7月25日発表した。また同社は、現在バランスシート上に2万BTC以上を保有していることも併せて発表している。

同社は発表にて、ビットコインの財務方針として完全なHODLアプローチを採用するとした。同社事業にてマイニングしたビットコインは全て保持し、定期的に公開市場での戦略的なビットコイン購入を行うとも伝えられている。

なおHODL(ホドル)とは、暗号資産を短期で売買せず、保持をし続けることを意味したネットスラングだ。HOLDのスペルミスと言われているが、後付けで「hold on for dear life(親愛なる人生のためにしがみつく)」とした意味がつけられたとされている。

ちなみにMARAは上場企業としては世界で2位のビットコイン保有量となっている。1位はマイクロストラテジー(MicroStrategy)で、その保有量は断トツの226,331BTCとなっている。

関連ニュース

参考:MARA
images:iStocks/Cemile-Bingol

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

アリババ傘下のアント・グループ、サークル「USDC」を独自チェーンに統合か=報道

中国のテクノロジー・コングロマリットであるアリババグループ(Alibaba)のフィンテック関連企業であるアント・グループ(Ant Group)が、独自チェーン「アントチェーン(AntChain)」に、米ドル建てステーブルコイン「USDC」を導入する計画を進めていると、「ブルームバーグ(Bloomberg)」が7月10日に発表した

【7/11話題】ビットコインが円建てで最高値更新、Oasysが不動産投資GATESとRWA領域で提携など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

デジタル資産運用企業ReserveOne、マントルやクラーケン、ギャラクシーらが戦略投資家に

現在、米ナスダック上場を計画しているデジタル資産運用会社リザーブワン(ReserveOne)の投資家として、web3エコシステムのマントル(Mantle)や暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン(Kraken)、暗号資産運用会社ギャラクシーデジタル(Galaxy Digital)、VCのパンテラキャピタル(Pantera Capital)らが参画したことが7月8日に発表された

EU規制当局、マルタの暗号資産ライセンス審査プロセスに懸念

欧州連合(EU)の金融規制機関である欧州証券市場監督局(European Securities and Markets Authority:ESMA)は7月10日、マルタ金融サービス庁(Malta Financial Services Authority:MFSA)が、EUの新たな規制制度のもとで暗号資産(仮想通貨)企業にライセンスを付与する際、リスク水準を十分に評価していなかったと指摘した