米マイニング企業マラソン、ビットコイン(BTC)のL2ネットワーク「Anduro」をローンチ

ビットコインL2をローンチ

米ビットコインマイニング企業マラソン・デジタル・ホールディングス(Marathon Digital Holdings)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのレイヤー2ネットワーク「アンデューロ(Anduro)」をローンチすると2月28日発表した。

「アンデューロ」は、ビットコイン(BTC)ネットワーク上に構築されたマルチチェーン対応のビットコインL2プラットフォームで、複数のサイドチェーンを作成することができるという。

マラソンは、すでに「アンデューロ」上に「コーディネート(Coordinate)」と「アリス(Alys)」という2つのサイドチェーンを開発しており、オープンソースの貢献者によってさらに開発ができると伝えている。

「コーディネートはオーディナル・コミュニティ向けに費用対効果の高いUTXOスタックを提供し、アリスは機関資産のトークン化のためのイーサリアム(Ethereum)互換チェーン」だと説明されてる。

これらサイドチェーンでは、「マージマイニング」と呼ばれるプロセスを採用。マラソンのような参加マイナーは、ベースレイヤーでビットコインの採掘を中断することなく継続しながら、アンデューロのサイドチェーンで発生するトランザクションからビットコイン建ての収益を得ることができるとのことだ。

ビットコイントレジャリーズ(Bitcoin Treasuries)によると記事執筆時点(2024年3月1日11:30)での、企業によるビットコイン保有量でマラソンは世界第2位で、13,741BTCを保有している。

なお第1位は193,000BTCを保有する米マイクロストラテジー(MicroStrategy)で、第3位は米テスラ(Tesla)で9,720BTCとなっている。

関連ニュース

参考:ビットコイントレジャリーズ
images:iStocks/your_photo・dalebor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる