コインベースの独自レイヤー2「Base」がメインネットローンチへ

オンチェーンイベントも開催

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、L2ブロックチェーン「ベース(Base)」を間もなくローンチ予定であると、8月3日発表した。

発表によれば「ベース」は8月9日にメインネットローンチ予定だという。またメインネットローンチを祝してオンチェーンイベントの「オンチェーンサマー(Onchain Summer)」が開催されるとのことだ。

「オンチェーンサマー」はオンチェーン・アート、カルチャー、音楽、ゲームなど、「ベース」を基盤に行われる数週間の祭典だという。同イベントには、世界最大の清涼飲料水メーカーであるコカ・コーラ(Coca-Cola®)、米ビデオゲーム会社アタリ(Atari)、大手NFTマーケットプレイスのオープン・シー(OpenSea)、そして50以上の企業、アーティスト、クリエイターが参加し、8月9日から開催されるとのことだ。

コインベースは「オンチェーンサマー」の特設サイトを開設しており、同特設サイトにてイベントの全ラインナップや日程を確認できるとのこと。

また同イベントでは、コインベース提供のコインベースウォレット(Coinbase Wallet)にて、友人やクリエイターとメッセージのやり取りや、Twitter(X)スペースでブランドやクリエイターから話を聞けたりするとのことだ。

なおコインベースウォレットの他、NFTプラットフォーム「Coinbase NFT」も「ベース」に対応するという。

「ベース」とは

「ベース」は7月、開発者向けにローンチされていた。なおテストネットは今年2月に公開されている。

「ベース」は、「10億人以上のユーザーを暗号資産経済に取り込むこと」を目標に、コインベースが独自開発するプロジェクト。レイヤー2ネットワークとしてイーサリアムのセキュリティを活用しつつ、ネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術のひとつである「オプティミズム(Optimism)」を採用している。

今年2月に「ベース」は、「オプティミズム」に続きオープンソース「OPスタック(OP Stack)」によってデプロイされた2例目のレイヤー2ネットワークになることを発表していた。

そして「ベース」はこれらの機能をもちつつ相互運用可能なブロックチェーンとして、ユーザーがイーサリアムやビットコイン(Bitcoin)、ソラナ(Solana)、他のL2ネットワークへ簡単にアクセスできる「ブリッジ(橋渡し)」の役割を持てるよう設計されているとのことだ。

なお「ベース」ではネットワークトークンの発行予定は無く、ガス代(トランザクションフィー)としてETHを使用するとのことだ。

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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・wacomka・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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