著名アーティストらが出資、分散型音楽配信サービス「Audius」が約52億円調達

分散型音楽配信サービス「Audius」が約52億円調達

分散型音楽配信サービスの「Audius」が約52億円(500万ドル)を調達したことが9月17日に分かった。

「Audius」は2020年10月にローンチした、ブロックチェーンとトークンエコノミーを活用したSpotifyやSoundCloudのような音楽ストリーミングサービスだ。独自通貨「AUDIO」の発行と供給を行うことで分散化したノード運用を可能にしている。

オーディアスの統計データによれば、9月現在のマンスリーアクティブユーザーは、600万人を超えている。

そして「Audius」の発表によれば、今回出資したのは著名アーティストらで、Katy Perry、Nas、The Chainsmokers、Jason Derulo、Pusha T、Steve Aoki、Linkin ParkのMike Shinoda、Disclosureなど。なおThe ChainsmorkersはMantis VCを通じての出資となる。

また「The Block」は、Sony Musicの元CEO Martin Bandier、投資会社K5 GlobalのCEO Michael Kives、演奏権団体SESACのCEO John Josephsonなども出資したと報じられている。

なお「Audius」は8月にTikTokとの連携機能を追加したことも大きな話題となった。また「Audius」は現在イーサリアム上でサービス展開しているが、今後はソラナ(Solana)に移行する予定であることも発表されている。

「Audius」とは何か、詳しく知りたい方は合わせて動画もチェック!

実際に「Audius」を使いながらサービス概要について説明しています。

YouTube:【解説】TikTokと連携!分散型音楽配信サービス「Audius(AUDIO)」とは?

デザイン:一本寿和
images:iStocks/master1305・artacet

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道