米SEC、4つのビットコインETFの審査期間を延長へ

米SEC、4つのビットコインETFの審査期間を延長へ

米国証券委員会(SEC)が4つのビットコイン ETF(上場投資信託)の上場可否の審査期間延長を9月29日に発表した。

審査期間が延長される4つのETFはグローバル X(Global X)、ヴァルキリー(Valkyrie)、ウィズダムツリー(WisdomTree)、クリプトイン(Kryptoin)のビットコインETFだ。Kryptoin、WisdomTree、Valkyrieは過去に審査期間が延長されている。

グローバル X、ウィズダムツリー、クリプトインのビットコインETFはシカゴ・オプション取引所(Cboe)が運営するBZX取引所でのETF上場を目指しており、ヴァルキリーはナスダック証券取引所での上場を目指している。

新たな審査期限はグローバル X(11月21日)、ヴァルキリー(12月8日)、ウィズダムツリー(12月11日)、クリプトイン(12月24日)となった。

ちなみにSECは9月10日にBitcoin ETF「VanEck Bitcoin Trust」の審査期間延期も発表している。

米国ではビットコインETFの申請数は増加しているが、まだ承認されたETFはない。カナダ、ブラジル、ドバイでは今年、ビットコインETFが承認され、取引開始されている。

そして米国では大手金融機関もビットコインETFの上場を目指して、動き始めている。例えばBNYメロンとグレースケール・インベストメントの提携したことや資産運用会社のフィデリティがSECへビットコインETFの目論見書を提出したことなどが挙げられる。

参考:グローバル X、ヴァルキリー、ウィズダムツリー、クリプトイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Foryou13

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道