ビットコインL2「スタックス(STX)」、アップグレード「ナカモト」開始

Stacksがアップグレード開始

スマートコントラクト導入のビットコイン(BTC)L2ネットワーク「スタックス(Stacks)」が、同ネットワークのアップグレード「ナカモト(Nakamoto)」の開始を4月22日発表した。

「スタックス」は、スマートコントラクトをビットコインに導入することで、DeFi(分散型金融)アプリケーションの展開に適した環境の構築を目指すプロジェクト。「スタックス」の独自トークン「STX」を一時的にロックし、ネットワークのセキュリティとコンセンサスをサポートすることで、報酬としてビットコイン(BTC)を獲得できる。

今回開始されたアップグレード「ナカモト」は、トランザクション処理の速度向上や最終保証の強化、チェーン再編成に対する堅牢性の向上などといった「スタックス」に多くの新機能と改善をもたらすとのこと。

「ナカモト」は2段階で構成されており、今回はその1段階目が開始された。1段階目はブロックへの署名をセットアップできるテスト段階「インスタンス化」の期間とされており、今月15 日から29日がその対象期間とされている。

また2段階目については5月15日から29日の間に予定されており、同期間ではメインネットの「アクティベーション」を迎え「ナカモト」のローンチが完了になるとのこと。

これにより全てのユーザーが、ブロックの高速処理およびビットコインのファイナリティなどの「ナカモト」で展開される機能を利用可能になるとのことだ。

なお2段階のアップグレードは2つのハードフォークによって分割して実装されるとのこと。これはコア開発者が完全にアクティブ化する前に、署名者へ最終調整やバグ修正の機会を与える為とのこと。

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参考:スタックス
images:iStocks/SiberianArt

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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