#トレーサビリティ

ファッション業界のブロックチェーン活用、偽造品対策やエシカル消費への取り組み

本特集「ブロックチェーンとトレーサビリティ」では、これまでサプライチェーンの課題をいかにブロックチェーンが解決するか、そして「紛争鉱物問題」へのユースケースなどを紹介してきた。 今回は世界最大のラグジュアリーファッションブランド企業であるLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)の取り組みを例にあげ、ファッションブランドが新たな社会に順応すべくブロックチェーン技術をいかに活用しているか、それが今後どのように拡大していくかについて紹介する

リーバイス、ブロックチェーンで綿花調達の透明性を確保

綿花のサプライチェーン透明性に取り組むUSコットン・トラスト・プロトコル(U.S. Cotton Trust Protocol 以下、トラストプロトコル)が、リーバイ・ストラウス(Levi Strauss & Co)と同社が保有するブランド、リーバイス(Levi's)、ドッカーズ(Dockers)、カジュアルラインのデニゼン(Denizen by Levi's)、シグネイチャー(Signature by Levi Strauss & Co.)が新たにネットワークメンバーに加入したことを7月7日に発表した

プレミアリーグのウェストブロム、ブロックチェーンのチケットシステム導入

イギリスのプレミアリーグ所属のプロサッカークラブである「ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(West Bromwich Albion FC:WBA)」が、チケットエンゲージメントプラットフォームのセキューティクス(SecuTix)と提携し、ブロックチェーン基盤のチケット販売プラットフォーム「TIXnGO」とチケット管理ソリューション「SecuTix360」の導入を7月1日発表した

ブロックチェーンでオリーブオイルの品質保証、伊ピエトロ・コリチェリが「IBM Food Trust」採用

世界で最も流通しているオリーブオイルブランドであるイタリアのピエトロ・コリチェリ(Pietro Coricelli)が、米IBMの食品トレーサビリティプラットフォームである「IBM Food Trust」に参加し、ブロックチェーン技術によってエキストラバージンオリーブオイルのサプライチェーン追跡を行うことを6月21日発表した。

旭化成、日本IBMらとブロックチェーン活用のプラスチック資源循環プロジェクト「BLUE Plastics」発足

旭化成株式会社がブロックチェーン技術活用の資源循環社会の実現に向けたデジタルプラットフォームの構築を目指した「BLUE Plastics(ブルー・プラスチックス:Blockchain Loop to Unlock the value of the circular Economy)」プロジェクトの発足を5月24日発表した

会員制ワインコミュニティにブロックチェーン活用、英クラレテッド

英コミュニティテック企業のクラレテッド(Curated)が会員制のワインコミュニティサービスを開始した。このコミュニティではクラレテッドが独自に開発したブロックチェーン技術を用いて、メンバー向けにワインの信頼性が確保できるようになっているとのことだ。このサービスの一番の目的はワイン愛好家とその生産者を結びつけること。なおこのサービスは会員制のユニークなワインコミュニティ「クラレテッド(Crurated)」の中でのみ利用できるようだ。

三菱重工と日本IBM、CO2流通をブロックチェーンで可視化するデジタルプラットフォーム「CO2NNEX」構築へ

菱重工業株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)が、二酸化炭素(CO2)流通を可視化するデジタルプラットフォーム「CO2NNEX(コネックス)」の構築開始を5月6日発表した。なおこのプラットフォームには「IBM Blockchain Platform」が活用される。

日本IBMと三井化学、ブロックチェーン活用のプラスチック資源循環プラットフォーム構築へ

日本アイ・ビー・エム株式会社と三井化学株式会社が、ブロックチェーン技術を活用したプラスチック資源循環プラットフォーム構築に向けて協働を開始したことを4月26日発表した。このプラットフォームにはIBM® Blockchain Platformと、その基盤としてIBMのパブリッククラウドであるIBM Cloudが利用される計画だ

トレードワルツが本番商流にてサービス提供を開始、三菱商事、三菱商事プラスチック、三菱UFJ銀行が利用

株式会社トレードワルツが、同社運営の貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」において本番商流を用いたサービス提供を開始したことを4月15日発表した。 この本番商流でのサービス提供開始は「TradeWaltz」の初期ユーザーである三菱商事、三菱商事プラスチック、三菱UFJ銀行と3月15日~4月5日にかけて順次システム連携を完了し行われたとのこと

住信SBIネット銀行とDLTラボ、日本でブロックチェーン・サプライチェーン・ファイナンスソリューション提供へ

住信SBIネット銀行株式会社と米DLTグローバル(DLT Global Inc.)の子会社DLT Labs Japan Incorporated(DLT Labs)が共同でブロックチェーン・サプライチェーン・ファイナンスソリューションを日本国内にて提供する契約を締結したことを4月8日発表した。

みんな電力のブロックチェーンシステム活用の電力で作られた日本酒が販売開始

みんな電力株式会社が、同社のブロックチェーン技術を活用した電力トラッキングシステムを通じた電力を製造過程で利用した日本酒の販売開始を4月6日発表した。 みんな電力ではStellar(ステラ)のパブリックブロックチェーンを利用した商用P2P電力トレーサビリティシステム「ENECTION2020」を開発しており、このシステムは再生可能エネルギー由来の電気の生産者と購入者をつなぐ「顔のみえる電力」等、みんな電力の「顔の見えるライフスタイル」事業の基盤として活用されている

資生堂ザ・ギンザがIoT連携ブロックチェーン導入ツール活用、トレードログが提供

ブロックチェーン関連企業のトレードログ株式会社が、株式会社資生堂の子会社である株式会社ザ・ギンザ運営のスキンケアブランド 「ザ・ギンザ(THE GINZA)」向けにIoT連携ブロックチェーン導入ツール「YUBIKIRI(ユビキリ)」の本番提供開始を3月31日に発表した

【取材追記】富士フイルムとトレードワルツが貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®」のトライアル開始(トレードワルツ担当者)

富士フイルムホールディングス株式会社と株式会社トレードワルツが2021年4月1日より貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz®」のトライアルを開始することを発表した。このトライアルには、富士フイルムグループの物流協力会社である商船三井ロジスティクス株式会社と丸全昭和運輸株式会社も参加するとのこと。

#dltledgers が700万ドルの資金調達とブロックチェーン基盤をHyperledger FabricからCordaに切り替えへ

シンガポールの貿易金融スタートアップ#dltledgers(ディーエルティーレジャーズ)がシリーズAにて総額700万ドル(約7.6億円)の資金調達を行ったことと、現行同社のプラットフォームに利用しているブロックチェーン基盤をHyperledger Fabric(ハイパーレジャーファブリック)からR3社のCorda(コルダ)へ切り替えることをシンガポール地元紙BusinessTimesが3月25日報じた

伊藤忠商事がコーヒートレーサビリティ提供のFarmer Connectに出資

伊藤忠商事株式会社がスイスのFarmer Connect SA(ファーマーコネクト:FC)社へ出資し、業務提携することを3月16日発表した。 FC社のリリースによるとこの出資は同社のシリーズAによるもので、伊藤忠商事をリード投資家に900万ドル(約9.7億円)の資金調達を行ったとのことだ

SBIがRootAntへの出資と共同事業展開を発表

SBIホールディングス株式会社は、同社の100%子会社のSBI Ven Holdings Pte. Ltd.(SBI VEN)がシンガポールのサプライチェーンファイナンスフィンテック企業RootAnt Global Pte. Ltd.(RootAnt社)に出資したことと、SBIホールディングスの100%子会社のBYFIN CO., LIMITED(BYFIN)がRootAnt社と共同事業を展開することで合意したことを3月16日発表した

「かながわ再エネ電力利用応援プロジェクト」にアスエネの電力トレーサビリティシステムが採択

アスエネ株式会社が「かながわ再エネ電力利用応援プロジェクト」に神奈川県より採択されたことを3月15日発表した。 アスエネは再エネ100%・地産地消のクリーン電力小売サービス事業を行う企業であり、ブロックチェーン技術(イーサリアム)を活用した独自の電源・地域特定システムを有している