雲母サプライチェーンにブロックチェーン導入、ティルカルとRMI

雲母サプライチェーンにブロックチェーン導入、ティルカルとRMI

フランスのブロックチェーン企業ティルカル(Tilkal) とRMI(Responsible Mica Initiative)が、ブロックチェーン技術を利用して雲母のサプライチェーン全体のトレーサビリティを向上させるソリューション開発に向け協力することを7月13日発表した。

雲母(マイカ)は半田ごて等の絶縁体をはじめ、化粧品やセメントに利用される天然鉱物だ。RMIは2017年の創設以来、児童労働や劣悪な労働条件を根絶する公正で責任ある持続可能なマイカサプライチェーンの確立に向けて取り組んできたという。しかしながらRMIでは鉱山から加工業者、中間・最終用途の産業に至るまでのタイムリーで正確なデータ収集が課題であったとのこと。

今回ティルカルが提供するブロックチェーン基盤のトレーサビリティデータプラットフォームを活用することで、より雲母のサプライチェーンの透明性に貢献できるとのことだ。

おすすめ記事:紛争鉱物問題を解決する、ブロックチェーンの可能性

紛争鉱物問題を解決する、ブロックチェーンの可能性

参考:TilkalRESPONSIBLE MICA INITIATIVE
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RiverNorthPhotography

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した