スーパーステートのトークン化ファンド「USCC」、投資運用がビットワイズに移行へ

SuperstateのUSCC運用がBitwiseに移行へ

フィンテック企業スーパーステート(Superstate)のトークン化ファンド「Superstate Crypto Carry Fund(USCC)」の投資運用が、暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)へ移行される予定だ。両社が5月7日に発表した。

USCCは、適格購入者向けに提供されるトークン化プライベートファンドだ。同ファンドは、暗号資産の現物価格と先物価格の差を活用する投資戦略へのアクセスを提供している。

同ファンドは、暗号資産先物価格が現物価格を上回る局面で現物を買う一方、同じ暗号資産の先物を売る「キャッシュアンドキャリー取引」を通じて、価格差の収益化を目指している。発表によると、同ファンドの運用資産残高は4月30日時点で2億6,700万ドル(約419億円)超に上るという。

同ファンドはビットワイズへの移行完了後、「Bitwise Crypto Carry Fund」に名称変更される予定とのこと。移行は6月1日に完了する見込みだという。移行完了後も同ファンドのティッカーシンボルはUSCCのままで、スマートコントラクトとトークンアドレスも維持される。

ビットワイズは同ファンドの投資運用責任を引き受ける一方、スーパーステートはオンチェーンファンド向けインフラプラットフォームのファンドOS(FundOS)に注力するという。スーパーステートは引き続き、トークン化発行やデジタル移転代理サービスを含むオンチェーン基盤を運営するとのことだ。

ビットワイズCEOハンター・ホースリー(Hunter Horsley)氏はトークン化ファンド市場の拡大について、「従来型金融機関や暗号資産ネイティブの機関投資家の間で、24時間365日の取引、DeFi(分散型金融)での活用、透明性、効率性を背景にトークン化ファンドの利用が広がっている」と発表にて説明した。

参考:ビットワイズスーパーステート
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【6/5話題】NECとクリプトガレージがデジタル資産カストディシステム開発へ、Zcash脆弱性で無制限のZEC生成が可能だったと判明など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Zcash脆弱性、理論上は無制限の偽造ZEC生成が可能だった=Shielded Labs

プライバシーコイン「ジーキャッシュ(Zcash)」の創設者であるズーコ・ウィルコックス=オハーン(Zooko Wilcox-O’Hearn)氏が、先日修正されたシールドプール「オーチャード(Orchard)」の脆弱性に関する記事をジーキャッシュ・コミュニティフォーラム(Zcash Community Forum)に投稿し、自身のXアカウントで6月5日に共有した

コインベース、プロシェアーズのGENIUS法準拠「準備資産向けMMF型ETF」に投資

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、米ETF(上場投資信託)運用会社プロシェアーズ(ProShares)のマネーマーケットファンド(MMF)型ETF「ProShares GENIUS Money Market ETF(IQMM)」への投資を6月2日に発表した。なお、IQMMへの投資額は公式発表では明らかにされていない