バイナンス、ビットコインの入出金をライトニングネットワークに対応開始

バイナンスのビットコイン入出金がライトニングネットワークに対応

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)におけるビットコイン(BTC)の入出金が、ライトニングネットワーク(Lightning Network)に対応開始した。7月17日バイナンスが発表した。

ライトニングネットワークは、ビットコインブロックチェーンのオフチェーン・スケーリングソリューション。ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引により、BTCの決済速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)、安価な送金手数料を実現する技術である。

バイナンスは今年5月、ネットワークの混雑を理由にビットコインの出金を一時的に停止し、報酬となるネットワークの使用手数料を調整することで、ビットコインの出金停止の再発を防ぐと説明していた。

その際にバイナンスは、同様の問題が生じてもビットコインの出金を可能にする為に、ライトニングネットワークとの統合に向けて取り組んでいることを併せて報告していた。

そして先月6月20日には、ライトニングネットワークのノード運営開始をバイナンスは発表していた。

関連ニュース

    参考:バイナンス
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/sakkmesterke

    関連するキーワード

    この記事の著者・インタビューイ

    大津賀新也

    「あたらしい経済」編集部
    記者・編集者
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

    「あたらしい経済」編集部
    記者・編集者
    ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

    合わせて読みたい記事

    【12/1話題】KyberSwapのハッカーが完全支配を要求、マイクロストラテジーが880億円相当のBTC購入など

    KyberSwap事件のハッカー、報奨金の取引条件として同社完全支配を要求、米マイクロストラテジー、880億円相当のビットコイン追加購入。合計保有数174,530BTCに、グレイスケール、現物BTC投資信託「GBTC」の運用効率化で契約更新、積水化学、蘭ブロックチェーントレーサビリティ「サーキュライズ」と業務提携、ワームホールが約331億円の資金調達、Wormhole Labs設立も、デジタル資産投資プラットフォームのFasset、ドバイでVASPライセンス取得、アニモカブランズが「オープンネットワーク」エコシステムに出資、TON最大のバリデータに、IoT向けDLTプラットフォーム「IOTA」がアブダビに財団設立、約148億円の資金提供も、バイナンス、BUSDのサポートを12月に終了へ

    Sponsored

    IoT向けDLTプラットフォーム「IOTA」がアブダビに財団設立、約148億円の資金提供も

    IoT向け分散型台帳(DLT)プラットフォーム「アイオータ(IOTA)」が、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビに「アイオータ・エコシステムDLT財団」を設立したことを11月29日発表した。なお同財団はアブダビ・グローバル市場(ADGM)に登録された初の初のDLT(分散型台帳)に関する財団とのこと

    アニモカブランズが「オープンネットワーク」エコシステムに出資、TON最大のバリデータに

    アニモカブランズ(Animoca Brands)が、メッセージングアプリ「テレグラム(Telegram)」開発の分散型プラットフォーム「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」の最大のバリデータとなり、TONエコシステムのミニアプリ「トンプレイ(TON Play)」へ出資したことを11月28日発表した