LayerZero、イーサL2「zkSync Era」をサポート

LayerZeroがイーサリアムL2のzkSyncをサポート

オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」が、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)活用のイーサリアム(Ethereum)レイヤー2スケーリングソリューション「zkSync Era(ジーケーシンク・エラ)」のサポートを開始したと4月27日に発表した。

「レイヤーゼロ」が「zkSync Era」に対応したことで、「レイヤーゼロ」を採用している分散型アプリケーション(Dapps)は、「zkSync Era」へのクロスチェーン通信が実現できるようになったとのこと。

「レイヤーゼロ」は「オムニチェーン相互運用プロトコル(Omnichain’ Protocol)」により、トークンやスマートコントラクトの複数のブロックチェーン間での相互運用を可能にするなど、シームレスなクロスチェーンメッセージングを促進するインフラを提供している。

開発者は「レイヤーゼロ」を利用することで、異なるブロックチェーン同士を介するための通信を行う仲介者を必要とせずに、複数のブロックチェーンにまたいだプロジェクトを構築できる。

なお現在レイヤーゼロは、イーサリアム(Ethereum)、アバランチ(Avalanche)、BNBチェーン(BNBチェーン)、ポリゴン(Polygon)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、アプトス(Aptos)など24のブロックチェーンに対応している。

レイヤーゼロの開発を主導するLayerZero Labs(レイヤーゼロラボ)は4月4日シリーズBラウンドとして1.2億ドル(約157.8億円)の資金調達を実施している。なおこのラウンドにはa16z crypto、BOND、Christie’sをはじめ33の投資家が参加した。

この際に調達した資金についてレイヤーゼロラボは、人員の増員やAPAC(アジア太平洋)地域のプレゼンスを高めるために利用するとした。

関連ニュース

参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ket4up

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる