アバランチ(AVAX)、ビットコインのブリッジ機能追加

アバランチでネイティブBTCサポート開始

アバランチ(Avalanche)のトークンブリッジプラットフォーム「アバランチブリッジ(Avalanche Bridge)」が、ビットコイン(BTC)のネイティブサポートを開始したことが6月23日分かった。

「アバランチブリッジ」は昨年7月にローンチされたアバランチ公式のプラットフォームで、現在はイーサリアム(Ethereum)ネットワークのみがサポートされており、ERC-20規格のトークンとアバランチネットワークでサポートするトークン24銘柄のブリッジが可能となっている。

今回「アバランチブリッジ」がビットコインをサポートすることで、今までWBTC(ラップドビットコイン)に交換し、BTCをアバランチ上で使用する必要があったが、BTCのままアバランチ上のDeFi(分散型金融)などで利用が可能となる。これにより、より多くのビットコイン保有者がアバランチ上のDeFi(分散型金融)へ流入することが期待できると考えられる。

なお「アバランチブリッジ」によるビットコインブリッジは、アバランチの独自ウォレット「Core Extension(コアエクステンション)」のブラウザ版でのみサポートされているとのこと。

今年3月にEVM(イーサリアムバーチャルマシン)対応のMetamask(メタマスク)がアバランチ対応を開始しているが、メタマスクを含めた「コアエクステンション」以外のウォレットではビットコインブリッジは非対応とのことだ。

アバランチは、2020年9月にメインネットをローンチしたレイヤー1(L1)ブロックチェーンで、DeFi環境の構築やツール開発が行えるプラットフォームだ。

アバランチでは異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用し、重要機能の役割を分担している。そのためContract Chain(C-Chain)、Platform Chain(P-Chain)、Exchange Chain(X-Chain)が存在している。なおAVAXはアバランチのネイティブトークンとなる。

ちなみに「コアエクステンション」は、C-Chainとビットコイン間のブリッジをサポートしている。

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参考:アバランチ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/metamorworks

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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