フィリピン政府がペソ建てトークン化国債を発行へ、約271億円調達目指す

11月22日より発行

フィリピン政府が、同国財務局(Bureauof the Treasury:BTr)を通じ、フィリピンペソ建てのトークン化国債(TTB)を11月22日発行する。BTrが11月16日発表した。

発表によれば、BTrはトークン化国債を機関投資家向けに最低1,000万ペソ(約2,706万円)から100万ペソ(約270.6万円)単位で販売するとのこと。11月20日に金利が決定され、発行日は11月22日を予定しているとのこと。債券の有効期間は1年間で、償還期限は2024年11月だ。

債券は国営のフィリピン開発銀行とフィリピン土地銀行が発行する。

フィリピン政府はまた、このトークン化国債の販売を通じて、100億ペソ(約270.6億円)を調達する予定だという。

政府による債券トークン化の事例としては、今年2月に香港特別行政区政府が行ったトークン型グリーンボンド発行がある。

香港政府は8億香港ドル(約137.3億円)のトークン型グリーンボンド発行に成功。政府が発行したトークン化グリーンボンドとしては世界初の事例であった。

関連ニュース

参考:発表
画像:iStocks/AndreyPopov・sumkinna

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

TONのブリッジ機能「Toncoin Bridge」が提供終了へ、「jUSDT」廃止を受け

パブリックブロックチェーン「TON(The Open Network)」のネイティブトークンである「TONコイン」のブリッジ機能「トンコインブリッジ(Toncoin Bridge)」の提供が5月10日に終了する。「TON」エコシステムを支援するコミュニティ主導の組織「TONソサエティ(​TON Society)」が4月25日に発表した

【4/28話題】コインチェックの公式X不正ログインで全サービス一時停止に、ナイキがRTFKT購入者から提訴など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored