リップル開発者、「XRP Ledger」のクロスチェーンブリッジ技術を提案

リップル開発者がクロスチェーンブリッジ提案

分散型台帳技術「XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)」のコア開発チームであるRippleX(リップルエックス)所属開発者が、異なるブロックチェーン間とのトークン転送を可能にするクロスチェーンブリッジの新しい規格を2月23日に提案した。

「XRPレジャー」とは、リップル社によって開発されたブロックチェーン。なお「XRPレジャー」でアプリケーションを構築するための仕様やガイドラインは「XRPLスタンダード」と呼ばれる。

今回提案されたクロスチェーンブリッジの新しい規格は「XRPLスタンダード」として提案されたものであり、Github(ギットハブ)に投稿されてる。

ブリッジの仕組みは他のブロックチェーンエコシステムなどで主に採用されている形式と同様だ。トークンをXRPレジャーのスマートコントラクトでロックし、同等の量のトークンを別のブロックチェーンで発行するものであり、提案ではこのトランザクションを行う方法が定義されている。

しかし現在提案された規格は、手数料の急騰、トランザクションの失敗、サーバーの処理の遅延などいくつかの欠点が指摘されている。

リップル社は昨年10月にEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のサイドチェーンをリリースし、テストを開始している。このサイドチェーンにより、開発者はイーサリアムの主要なプログラミング言語である「ソリディティ(Solidity)」で「XRPレジャー」上にアプリ開発が可能になったとしている。

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参考:XRPLスタンダード
デザイン:一本寿和
images:iStock/metamorworks

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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