コインベースにサークル発行のステーブルコイン「Euro Coin(EUROC)」上場へ

コインベースにEUROC上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、ユーロペッグのステーブルコイン「ユーロコイン:Euro Coin(EUROC)」の取り扱い予定を2月22日発表した。

同取引所でのEUROCの取り扱いは流動性条件が満たされ次第、2月27日9:00(日本時間28日2:00)から開始する予定。

「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で取り扱われるとのこと。

取引ペアについては、EUROC-USDおよびEUROC-EURがサポートされる予定。

また今回の新規銘柄の取り扱いはコインベースサービス提供地域のうち一部は対象外となるとのこと。日本についてはコインベースが事業縮小による取引停止をしているため、国内でのEUROCのサポートは対象外となる。

なお今回取り扱いとなるEUROCはイーサリアムブロックチェーン上に発行されるERC-20トークンだ。

またEUROCは新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象通貨となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。

ユーロコイン(EUROC)とは

ユーロコイン(EUROC)は、ステーブルコインにおいて時価総額2位のUSドルコイン(USDC)などを発行するサークルによるステーブルコインだ。銀行に保管されているユーロに100%裏打ちされている完全準備金モデルのステーブルコインとして、EURCOはユーロと1:1の価値比率によってペッグ(維持/固定)されている。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStock/agcuesta

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した