The SandboxがLINE studioと提携、グローバル市場拡大へ

サンドボックスがLINE studioと提携

NFTゲーム提供の「ザ・サンドボックス(The Sandbox)」が、「LINE」のモバイルゲーム開発会社「LINE studio」との提携を11月10日発表した。

この提携により「LINE studio」は、「ザ・サンドボックス」内のK(韓国)コンテンツ専用スペース「K-verse」に、同社の人気ゲーム「LINEレンジャー」や「LINEシェフ」などを体験できるエリアの設置が可能になった。

なお両社は、「LINE studio」のゲームを活用したNFT制作など複数の事業を展開し、プレイヤーに様々な体験を提供する予定としている。なお「LINE studio」はLINEと協力してカジュアルゲームの開発・制作を行い、韓国、台湾、タイ、香港などグローバル市場に向けて発信していくことを発表している。

ザ・サンドボックスコリアのCEOであるシンディー・リー(Cindy Lee)氏は提携について「今回のコラボレーションを通じ、グローバルに愛されるLINEスタジオのゲームやキャラクターとユーザーが、メタバースで出会うことができる新しい機会を提供する」とコメント。

またLINE studioのCEOであるイ・ジョンウォン(Jeongweon Lee)氏は「ザ・サンドボックスとともに、既存のゲームプラットフォームを超えたメタバースの多様なコンテンツでゲームの新しい楽しみ方をご提案する」と述べている。

ザ・サンドボックスとは

ザ・サンドボックスはイーサリアムブロックチェーン上に構築されている、オープンワールドのNFTゲームだ。

ザ・サンドボックスでは、仮想の土地「LAND(ランド)」を使ってメタバース上のビジネスの立ち上げや、ピクセルモデルを制作するボクセルアーティストとして活動するなど、様々な遊び方ができる。またゲーム内通貨として流通するSANDは、NFTの購入やゲーム内のサービスを利用する際に使用が出来る。

なおSANDは現在、暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)、OKX(オーケーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)などで取り扱われている。なお時価総額は約1370億円となっている(11/11コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

コインベースジャパン、サンドボックス(SAND)とソラナ(SOL)上場

国内初、コインチェックで「The Sandbox」のSAND上場へ

バイナンスUS、「The Sandbox(SAND)」取り扱いへ

LINEの暗号資産「リンク(LN)」、フォビグローバルに上場へ

LINE NFT、「NFT無料配布機能」提供へ

参考:ザ・サンドボックス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した