アバランチ(AVAX)のアップグレード「Banff」が完了、サブネットでステーキング可能に

アバランチのBanffアップグレードが実装完了

アバランチ(Avalanche)のメインネットに、アップグレード「バンフ(Banff)」の実装が10月18日の午後12時(EDT:東部標準時)完了した。

アバランチは、異なるデータ構造を採用する3つのブロックチェーンを持つマルチチェーンフレームワークを採用したブロックチェーン。誰もがアバランチのセキュリティを活用した独自のブロックチェーンを「サブネット」として自由に構築できる機能が搭載されている。

今回実装された「バンフ」は9月末に発表されたハードフォークをともなう大型のアップグレードだ。

アップグレードの主な要素は、前述した「サブネット」の作成者が「サブネット」で独自トークンを使用したプルーフオブステーク(Proof-of-Stake)の検証と、稼働時間による報酬を有効にするものだ。

つまり「サブネット」のバリデータは「サブネット」独自のトークンをステーキングし、報酬が得られるようになったという。

なおこれらの新機能は自動的に有効になるわけではなく、「サブネット」の作成者が既存の「サブネット」を新機能が有効になった新しい「サブネット」に変更する必要がある。この新機能が有効になった「サブネット」は、「エラスティックサブネット(Elastic Subnet)」と呼ばれる。

また「サブネット」の作成者がバリデータやステーキングのシステムを管理できる機能「エラスティックバリデーション(Elastic Validation)」なども追加され、「サブネット」作成者は「サブネット」に対して従来よりも自由度の高い拡張ができるようになった。

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参考:アバランチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・artacet

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
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