「B Dash Crypto」web3ピッチ優勝は「Bunzz」、準優勝は「0XDEBE」(B Dash Camp 2022 Fall)

「B Dash Crypto web3 pitch」結果発表

福岡で開催中の「B Dash Camp」内の、「あたらしい経済」がコラボレーションパートナーとして企画/運営協力したweb3領域に特化したカンファレンス「B Dash Crypto」で、21日にピッチコンテスト「web3 pitch」が開催された。

ピッチコンテストに出場したのは、0XDEBE、Aoba Protocol、Bunzz、CryptoBarP2P、Highphen、Napier Finance、OPSION、Phaneroz、Unyte、VESS Labsら10のブロックチェーン/暗号資産関連プロジェクトだ。

それぞれのチームのピッチを、Lloyd Lee氏(HYPERITHM)、Melody Taira氏(Meteorite Labs/Incuba Alpha)、内山幸樹氏(ホットリンク)、大塚雄介氏(コインチェック)、國光宏尚氏(Thirdverse)、平野淳也氏(HashHub)、西田隆一氏(B Dash Ventures)ら審査員が審査した。

そして審査の結果、第1回となる「B Dash Crypto」の「web3 pitch」の優勝は「Bunzz」、準優勝は「0XDEBE」が受賞した。

優勝のBunzz 代表取締役の圷健太氏

優勝した「Bunzz」は、スマートコントラクトの開発に特化したサービスを作る企業。いわゆる「Blockchain Backend as a Service」あるいは「Smart contract as a Service」と呼ばれるサービスを提供している。ユーザーはコーディングなしにスマートコントラクトを取得でき、web3ビギナーのエンジニアでもDappを簡単かつ完全に開発できる。現在、Bunzzは「Bunzz Console」、「Bunzz SDK 」、「Bunzz Smart Contract Hub 」、「Bunzz Monitoring」などの機能を提供している。また今後トークンエコノミクスも形成予定で、スマートコントラクトンエンジニアがサービスへ貢献することでリワードトークンがもらえる仕組みが検討されている。

準優勝の0XDEBE 創業者兼代表取締役の中村昴平氏

準優勝の「0XDEBE」は、ブロックチェーンやNFTの技術を用いて「死や経済的価値の喪失の恐怖」をゲームで痛感できるハックスラッシュアドベンチャーブロックチェーンゲーム「MiniMiniDungeon」を提供している企業。「MiniMiniDungeon」はダンジョンで対戦型(PvP)のゲームだ。またゼロ知識証明を用いた代表的なLayer2であるzKSyncと提携し「Free to Play & Pay with Earn & Play for Fun」をトークノミクスで解決しグローバルで提供予定だ。基本的にゲームは無料プレイでき、収益を得るためにはNFTの取得が必要となる。

なお優勝した「Bunzz」には賞品として「B Dash Crypto」スポンサーであるDMM.comより「DMMプリペイドカード10万円」、ビットバンクより「バニラVisaギフトカード5万円分」、double jump.tokyo より「Nsuite1年無料」、EY Japanより「EY Startup Package 3ヶ月利用権」、Protocol Labsより「1:1 Web3.0 Data storage tutorial/workshop」が贈られた。

また準優勝の「0XDEBE」には賞品として、DMM.comより「DMMプリペイドカード5万円分」、double jump.tokyo より「Nsuite1年無料」、EY Japanより「EY Startup Package 3ヶ月利用権」、Protocol Labsより「1:1 Web3.0 Data storage tutorial/workshop」が贈られた。

「B Dash Crypto」スポンサー企業一覧

・DMM、Web3はじめます。来夏にはGameFiリリース予定の「DMM.com」
https://dmm-corp.com/press/service/1420/

・Web3事業への出資・支援も実施!国内最大級の暗号資産取引所「bitbank」
https://bitbank.cc/

メタバース・ゲーム・NFTなどに幅広く世界中で活用されるパブリックL1チェーン「Klaytn」
https://klaytn.foundation

・複数人で秘密鍵管理できるビジネス向けNFT管理サービス「N suite」(運営:double jump.tokyo)
https://www.nsuite.io/ja

・スタートアップ・エコシステム向けの専門チーム「EY Startup Innovation」
https://ey.com/ja_jp/start-ups

・ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」
https://www.oasys.games/

・人類にとって最も重要な情報を保存するために設計された分散型ストレージネットワーク「Filecoin」
https://filecoin.io/

関連リンク

・「B Dash Crypto」公式サイト

・「B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka」公式サイト

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この記事の著者・インタビューイ

設楽悠介

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

「あたらしい経済」編集長/幻冬舎コンテンツビジネス局局長
幻冬舎でブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。同社コンテンツビジネス局で電子書籍事業や新規事業を担当。幻冬舎コミックスの取締役兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。福岡県飯塚市新産業創出産学官連携協議会委員。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてweb3専門番組「EXODUS」や「あたらしい経済ニュース、ビジネス系番組「二番経営」等を配信中。著書『畳み人という選択』(プレジデント社)。

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