クラーケンがDeFi向け独自チェーン「Ink」を来年Q1ローンチへ、オプティミズムスーパーチェーンで

クラーケンがDeFi向け独自チェーン「Ink」を来年Q1ローンチへ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、独自ブロックチェーン「インク(Ink)」のリリース予定を10月24日発表した。

発表によると「インク」は、DeFi(分散型金融)向けのイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーンになるとのこと。

クラーケンは「インク」について「トップクラスのDeFiアプリケーション、プロトコル、コミュニティとのユーザーエンゲージメントを簡素化する」と述べている。

また同チェーン構築には、「OPメインネット(オプティミズム)」の開発元OPラボ(OP Labs)が提供するソフトウェア「OPスタック(OP Stack)」を採用したという。

同ソフトウェアにより構築されたブロックチェーンは「スーパーチェーン(Superchain)」として相互接続が可能となっている。そのため「OPメインネット」や米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)の「ベース(Base)」、ソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs)が手掛ける「ソニューム(Soneium)」ともシームレスに接続が可能になる。

「インク」は今年後半にテストネットを公開する予定とのことで、現在「インク」の公式サイトでは、テストネット公開までのカウントダウンが行われている(記事執筆時点の10/25 15:20で残り16日と22時間)。

またブルームバーグの「インク」の創設者アンドリュー・コラー(Andrew Koller)氏へのインタビューによると、「インク」のメインネットローンチは2025年の第1四半期を予定しているという。また同チェーンは、個人及び機関投資家向けに公開されるとのこと。独自トークンを発行する予定はないとのことだ。

参考:クラーケンブルームバーグ
画像:iStocks/StationaryTraveller・iam2mai

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【1/10話題】リミックスポイントが5億円のビットコイン追加購入、サークルがトランプに100万USDC寄付 など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米サークル、トランプ次期大統領の就任委員会に100万USDCを寄付

米サークル(Circle Internet Financial)が、次期米大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏の就任委員会に、同社発行のステーブルコイン「USDC」を100万USDC(約1.6億円)分寄付した。サークルの共同創業者兼CEOジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏が、自身のXアカウントにて1月10日発表した

タイ副首相、プーケットで外国人観光客向けのビットコイン決済試験運用へ=報道

タイの副首相ピチャイ・チュンハワジラ(Pichai Chunhavajira)氏が、プーケットで外国人観光客を対象に暗号資産(仮想通貨)決済の試験運用を開始予定であると、タイマーケティング協会主催のセミナーで発表した。このことはタイのニュースメディア「ザネーション(The Nation)」が1月8日報じた