ゲス極が結成10周年でNFT販売へ、購入者限定でオンラインLiveも

ゲス極が結成10周年でNFT販売

音楽バンド「ゲスの極み乙女。」が結成10周年を記念したNFTプロジェクト「Maru(丸)」を実施することが6月10日分かった。

「Maru(丸)」の公式サイトによると、このプロジェクトはゲス極にインスパイアされたアニメキャラクターとなるNFTアート作品「Maru」を1,203点販売するものになるという。NFTには今回のプロジェクトのために書き下ろされた新しい楽曲の貴重な音楽データが付いているものも含まれるとのこと。また購入者は「Maru」のDiscordサーバーへの参加や、各種プレゼント、リスニングパーティーに参加できる権利を得られるとのことだ。

なお「Maru」の製作には、プロジェクトディベロッパーとして香港拠点のNFTプラットフォーム「Kollektion(コレクション)」を提供するKLKTN(コレクション)が参加している他、KLKTN戦略パートナーとしてクリエイティブ・コンサルタント会社MMBP & Associatesと、同社創業者でロンドン在住韓国系アーティストのセントラル・パーク(Central Park)氏が携わっているという。

なおKLKTNはライフネット生命保険の元取締役会長の岩瀬大輔氏が共同創業した企業で、「Kollektion」にはダッパーラボのブロックチェーン「Flow(フロウ)」が採用されている。

「Maru」の販売については、ホワイトリスト当選者への先行販売として6月29日10:00に開始。一般販売は7月1日10:00より行われるという。なおホワイトリストへの参加は、今後ツイッターなどの公式SNSで案内されるようだ。なお当選者は6月29日10:00より24時間以内にNFTのミント(鋳造/発行)をする必要があるという。当選者については1つのウォレットにつき2つまでNFTがミント可能とのことだ。

また全1,203点のNFT「Maru」の組み分けは、ホワイトリスト当選者への販売数が740点、一般販売が360点、コラボレーション、マーケティング、アドバイザーなどに利用する為に103点がKLKTNウォレットで保管されるとのこと。

なお「Maru」販売以降NFT保有者を対象に行われるイベントも予定されている。7月上旬には公式ディスコードサーバーでリビール(reveal)イベントが開催される他、8月には保有者向けのGiveaway(無料プレゼント)やオンラインリスニングパーティも予定されている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

マンガで解説「NFTとは何?」〜ザ・テクノロジー 2030 より

「NFTの次のヒットは音楽業界から生まれるだろう」、エルトンジョンやビヨンセの元マネージャー語る

ソフトバンクG元副社長の佐護勝紀やアニモカら、岩瀬大輔創業のNFTプラットフォーム「Kollektion」に出資

読者によって変化する、複製できない世界で一篇だけの「詩のNFT」、アーバンギャルド松永天馬氏が発行

「ずとまよ」の単独公演で来場者にNFT配布、LINEブロックチェーン活用で

参考:公式サイト
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Nikolay-Tsuguliev

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/23話題】キャンターがSBやテザーらとビットコイン投資会社を設立か、トランプ大統領のメディア企業がETFを年内ローンチへなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

シンガポール証券取引所、「ビットコイン無期限先物」を今年後半に提供へ=報道

シンガポール最大の取引所グループであるシンガポール証券取引所(SGX)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を対象としたパーペチュアル(無期限先物)型のデリバティブ取引を今年の後半にも提供するようだ。メディア「ザ・ビジネス・タイムズ(The Business Times)」が4月21日に報じた

Charles Schwab、「ビットコイン現物取引」を26年4月に開始へ=報道

米大手金融サービス企業チャールズシュワブ(Charles Schwab)CEOリック・ワースター(Rick Wurster)氏が、2026年4月中旬までに暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の現物取引を、同社プラットフォーム上で提供開始する計画を明らかにした。米金融メディア「リアビズ(​RIABiz)」が4月19日に報じた

米大手金融キャンター、ソフトバンクやテザーらと30億ドル規模のビットコイン投資会社を設立か=報道

米金融大手キャンター・フィッツジェラルド(Cantor Fitzgerald)が、ソフトバンク(SoftBank)、テザー(Tether)、ビットフィネックス(Bitfinex)と提携し、ビットコインの投資会社を新たに設立する計画を進めていると「英フィナンシャルタイムズ(Financial Times)FT」が関係者からの情報として4月23日に報じた

トランプ大統領のメディア企業、Crypto[.]comらと正式提携でETFを年内ローンチへ

トランプメディア&テクノロジーグループ(Trump Media and Technology Group Corp:TMTG/Nasdaq: DJT)が、上場投資信託(ETF)および上場投資商品(ETP)の立ち上げに向け、海外暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)および米資産運用会社ヨークビルアメリカデジタル(Yorkville America Digital)との間で拘束力のある契約を締結したと4月22日に発表した

【4/22話題】ストラテジーが約5.5億ドルでビットコイン追加購入、イーサリアム財団が研究開発の優先順位を見直しなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored