テザーUSDT、テゾス(Tezos)上で発行へ

USDTがテゾス(Tezos)ブロックチェーン上で発行へ

米ドルペッグのステーブルコイン「テザー(USDT)」が、テゾス(Tezos)ブロックチェーン上で発行されることが6月9日分かった。

テゾスは、スマートコントラクトを実装できるPoS(Proof of Stake)型のブロックチェーンだ。テゾスのトークンXTZの時価総額は現在約2680億円。XTZは日本でもビットフライヤー、DMM Bitcoin、GMOコインといった複数の取引所で取り扱いがある。

USDTをテゾスで発行することにより、テゾス上で構築されている分散型金融(DeFi)エコシステムを拡大させる狙いがあるとのことだ。

また発表では、現在のUSDTが時価総額が720億ドル(9,6兆円)を超えており、テゾスで発行されているステーブルコインでは時価総額最大のステーブルコインになると説明されている。

なおUSDTは現在、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン:(Polygon)、ソラナ(Solana)、クサマ(Kusama)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、オムニ(Omni)、トロン(Tron)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、アバランチ(Avalanche)など12種類のネットワークで発行されている。

またテザー社は米ドルの他にも、ユーロやオフショア人民元、ゴールドにペッグされたステーブルコインをすでに発行している。これらはテザーの準備金によって100%裏付けられているという。

USDTは5月27日に「ポリゴン:Polygon(MATIC)」のブロックチェーン上で発行が開始されている。またテザー社は5月26日に新たにメキシコペソとペッグしたステーブルコイン「MXNT」をローンチしている。

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参考:テザー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Vit_Mar・PerlaStudio・artacet

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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