「USDT」のテザー、メキシコペソのステーブルコイン「MXNT」ローンチ

テザーがメキシコペソのステーブルコイン「MXNT」ローンチ

米ドルペッグのステーブルコイン「USDT」発行元のテザー社が、新たにメキシコペソとペッグしたステーブルコイン「MXNT」をローンチしたことが5月26日分かった。

なお「MXNT」に対応するブロックチェーンは、イーサリアム(Ethereum)、トロン(Tron)、ポリゴン(Polygon)を予定しているとのこと。

テザー社は、暗号資産決済会社トリプルエー(Triple A)のデータを引用し「メキシコ企業の40%が何かしらの形でブロックチェーンと暗号資産の導入を検討している」と説明している。メキシコへの送金は数十億ドル規模の需要はあるが、現在はそれに困難さが伴うため、利用・普及の機会があるという。

テザー社は米ドルとメキシコペソの他に、ユーロやオフショア人民元、ゴールドにペッグされたステーブルコインをすでに発行している。これらはテザーの準備金によって100%裏付けられているという。

またテザー社発行の各ステーブルコインはそれぞれ、イーサリアムやトロン、ポリゴン、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、オムニ(Omni)、ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)、ソラナ(Solana)など様々なブロックチェーンに対応している。

関連ニュース

テザーUSDT、クサマネットワーク(KSM)上で発行

スイスのルガーノ市、税や公共料金のビットコイン、USDT、LVGA支払に向けテザーと提携

ユーロテザー(EURT)、FTXに上場へ

アバランチ上でテザーのUSDT発行開始

テザーが米CFTCと和解、USDTに関する虚偽説明が明らかに

参考:テザー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/agcuesta・royyimzy

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道