テザーUSDT、クサマネットワーク(KSM)上で発行

テザーUSDT、クサマネットワーク(KSM)上で発行

米ドルペッグのステーブルコイン「テザー(USDT)」が、クサマネットワーク(Kusama Network)で発行されたことが4月13日分かった。

クサマネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)の試験的ネットワークだ。

まずは、クサマネットワークのパラチェーンであるステートマイン(Statemine)上での取引に使用されるとのこと。ステートマインはNFTやステーブルコインをクサマネットワークに展開することを目的としたプロジェクトだ。

ちなみにパラチェーンとはポルカドットとクサマのエコシステムそれぞれにおいて稼働する個々のブロックチェーン。

発表によるとUSDTは現在、イーサリアム、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、オムニ(Omni)、トロン(Tron)、ビットコインキャッシュ(BCH)、アバランチ(Avalanche)などを含む10種類のネットワークで発行されているとのことだ。

なおテザーは昨年4月、USDTをポルカドット上でローンチすることを発表していた。その際の情報によるとポルカドットでUSDTを発行する前に、クサマネットワークでUSDTを展開するとしていた。このことから近日中にUSDTがポルカドットでも発行されることが予測できるだろう。

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参考:Tether
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artacet

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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