米ロビンフッドが暗号資産ウォレット正式リリース、200万人利用へ

米ロビンフッド、暗号資産ウォレットを正式リリース

投資アプリ提供の米ロビンフッド(Robinhood)が、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを正式リリースしたことが4月7日分かった。

ロビンフッドは1月20日、暗号資産ウォレットのベータ版をローンチし、ウェイティングリスト上位1,000名のユーザーから提供を開始していた。

今回ウェイティングリストに登録していた約200万人が対象ユーザーとして利用可能になったと発表されている。なお地域の規制により、ハワイ、ネバダ、ニューヨークのユーザーは利用できないとのことだ。

このウォレットを利用することで、ユーザーは暗号資産にアクセスでき、ソーシャルメディア上でのチップやNFTの支払いも可能になるとのこと。またウォレットから暗号資産を引き出す際に手数料がかからないとのこと。

またロビンフッドは、近い将来にビットコインをライトニングネットワークで取引する機能の追加予定も発表しており、今後数ヶ月の間に詳細を公開する予定としている。

なおライトニングネットワークとは、ビットコインのブロックチェーン上で1秒あたり数百万回の取引を可能にするためのスケーリング技術。オープンな設計にはなっているが、取引記録をすぐにブロックチェーン上には移動させず「オフチェーン」で管理することで、瞬時で効率的な価値の移転を実現している。

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参考:ロビンフッド
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja Studio・Molnia

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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