米ブロック「Cash App」がビットコイン関連の新機能発表、セリーナウィリアムズとの提携も

Cash Appがビットコイン自動投資機能を追加

米ブロック(Block:旧スクエア/Square)提供のモバイル決済サービス「Cash App(キャッシュアップ)」に3つの新機能が追加予定であることが4月7日分かった。フロリダ州マイアミで開催された「Bitcoin 2022 conference」で同社クリプトプロダクトの責任者であるマイル・スーター(Miles Suter)氏が明かした。

発表された新機能は「Get Paid in Bitcoin」、「Bitcoin Roundups」、「Lightning Network(LN)Receives」だ。これらはすべて米国のユーザー向けに提供されるとのこと

「Get Paid in Bitcoin」は、米送金ネットワークである「自動資金決済センター(ACH)」より入金された法定通貨を、任意の割合でビットコインに自動変換する機能だ。振り込まれた給与の一部をビットコインへ自動的に投資することを想定しているようで、割合は1%~100%まで設定できるとのことだ。

「Bitcoin Roundups」は、「Cash App」のデビットカードを使用した決済をする際に、ドル小数点以下の「セント」を自動的に切り上げて(ラウンドアップ)支払いを行い、おつりとなる、その切り上げた差額でビットコインを自動的に購入し投資を行う機能だ

そして「Lightning Network(LN)Receives」機能では、ライトニングネットワークを介して「CashApp」でビットコインが受け取れるとのこと。決済スピード向上と手数料削減による低コストを実現させる機能のようだ。

なおライトニングネットワークは、決済速度を向上させ、取引手数料を安価にし、少額決済に対応させる、ビットコインブロックチェーンのオフチェーン・スケーリングソリューションだ。

またブロックはこの3つの新機能の他にも、女子プロテニス選手のセリーナ・ウィリアムズ氏との提携も発表し。なお詳細については明かされていない。

なお今年1月「Cash App」は、ビットコインのライトニングネットワーク(Lightning Network)に対応していた。これにより米国の「Cash App」ユーザーは、世界中のライトニングネットワークウォレットに、高速かつ無料でビットコインが送付可能になっている。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・eskymaks

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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