ナスダック、ヴァンエックの「ジトソル(JitoSOL)」現物ETF上場に向け規則変更案を提出

VanEck JitoSOL ETFの規則変更案提出

米ナスダック(Nasdaq)が、米資産運用会社ヴァンエック(VanEck)組成の「VanEck JitoSOL ETF」の上場・取引開始に向けた規則変更案「19b-4申請書(Form 19b-4)」を、米証券取引委員会(SEC)へ2月25日付で提出した。

「VanEck JitoSOL ETF」は、ソラナ(Solana)上のLST(リキッドステーキングトークン)「ジトソル(JitoSOL)」の現物ETF(上場投資信託)だ。現時点では、同ETFのティッカーシンボルは明記されていない。

また「VanEck JitoSOL ETF」の信託受託者(トラスティ)には、米デラウェア州のサービスプロバイダーであるCSCデラウェアトラスト(CSC Delaware Trust)が指定されている。一方で、同ETFが保有するJitoSOLの保管機関(カストディアン)、現金保管機関(キャッシュカストディアン)、管理者(アドミニストレータ)、証券代行機関(トランスファーエージェント)については、規則変更案に社名の記載がない。

ヴァンエックは、2025年8月22日付で「VanEck JitoSOL ETF」に関する登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」をSECへ提出済みだ。JitoSOL現物ETFの申請は米国初の事例となった。

19b-4申請書とは、自主規制団体(取引所)が規則変更を行う際にSECへ提出する必要がある書類だ。一方、S-1申請書は発行体(ETFの信託)が行う証券登録届出書となる。多くの場合はS-1申請書が先に提出され、その後に取引所が19b-4申請書を提出する。最終的にSECが19b-4申請書に基づき上場規則の改正を承認することで、ETFの上場が可能となる。

JitoSOLは、ソラナ基盤のリキッドステーキングプロトコル「ジト(Jito)」によって発行されるLST。ユーザーは暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)をステーキングすることでJitoSOLを受け取り、これをDeFi(分散型金融)で運用・取引できる。

リキッドステーキングとは、暗号資産をステーキングしながら資産の流動性を維持する仕組みだ。通常のステーキングでは一定期間資産がロックされるが、リキッドステーキングを利用すると、ステーキング資産に対応するLSTを受け取り、ロック中でも資産を活用できる。

ちなみに1月29日、スイスの資産運用会社21シェアーズ(21Shares)組成のJitoSOL現物ETP(上場取引型金融商品)が、仏のユーロネクストパリ(Euronext Paris)、蘭のユーロネクストアムステルダム(Euronext Amsterdam)で取引開始された。

参考:SEC
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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