JPYCがKaia上での発行検討開始
LINEアプリ上で近日リリース予定のWeb3ウォレット「ユニファイ(Unifi)」において、日本円連動ステーブルコイン「JPYC」の採用が正式決定した。またそれにあたり、レイヤー1ブロックチェーン「カイア(Kaia)」上でのJPYC発行に向けた具体的な検討も開始された。
JPYCを取り扱うJPYC社およびLINEヤフーのグループ会社でグローバルweb3事業を行うラインネクスト(LINE NEXT)が2月27日に発表した。
カイアは2024年8月にローンチした、フィンシア(Finschia)およびクレイトン(Klaytn)による統合ブロックチェーン。フィンシアはLINE社が独自開発したプライベートチェーンとなる「LINE Blockchain」がリブランディングを行い、名称変更したブロックチェーン。またクレイトンは韓国カカオ(Kakao)の子会社であるグランドX(Ground X)が開発したブロックチェーンである。
そして近日リリース予定のユニファイは、LINEアカウントだけで利用できるノンカストディアルウォレットとのこと。LINEアプリ上でウォレットの開設ができるので、追加のアプリインストール不要で、すぐにアクセス可能とのことだ。
現在JPYCは、アバランチ(Avalanche)、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)の3チェーンで発行されている。今後JPYCの投資家である米サークルインターネットグループ(Circle Internet Group)開発の企業向けレイヤー1ブロックチェーン「アーク(Arc)」にJPYCは対応する予定となっている。今回のカイアへの対応はこれに続くものとなる。
発表同日に開催されている金融カンファレンス「Money X」でのトークセッション「動き出した日本円ステーブルコインによる新たなデジタル円経済圏」のなかでラインネクストのWeb3ビジネス日本事業統括本部長である栗原俊幸氏は、本件のJPYCのユースケースについて、「ユニファイ上でのリワードでの利用を想定している」と発言した。
なお今年1月、JPYC社とLINE NEXTとJPYCの活用に向けた協業検討を開始する基本合意書(MOU)を締結していた。

参考:JPYC
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