実店舗でのステーブルコイン決済の実証実験
ジェーシービー(JCB)、デジタルガレージ(DG)、りそなホールディングス(HD)の3社が、マイナウォレット社とともに、実店舗におけるステーブルコイン決済の実証実験を実施する。同4社が2月19日に発表した。
この実証実験で用いられるのは、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ネットワーク「ベース(Base)」上の米ドル建てステーブルコイン「USDC」およびレイヤー1ブロックチェーン「ポリゴン(Polygon)」上の日本円建てステーブルコイン「JPYC」だ。ウォレットは、USDC決済にはベースアップ(Base App)、JPYC決済にはマイナウォレットが利用可能とのこと。対象参加者は一般個人となる。
実施場所は、渋谷パルコDGビル10階にあるPangaea Cafe & Bar(パンゲア カフェ アンド バー)。期間は2月24日~3月2日。平日14:00以降限定で実施されるとのこと。
本実証実験では、店舗向けに開発された専用アプリを用いて、消費者が自身のセルフカストディウォレットで実店舗においてステーブルコイン決済を行うスキームを検証するという。店舗側は最終的に日本円で売上を受け取るモデルを想定しているとのこと。
同実証実験により、決済時のユーザー体験から、ブロックチェーン上の処理、決済後の業務に至るまでの一連の決済プロセスを実施・検証し、実務上の課題等を洗い出すことで、将来的なステーブルコイン決済の社会実装に向けた知見を共同で蓄積するとのこと。これにより日本におけるステーブルコイン決済の新たなビジネスモデル構築と社会実装に向けた検討を加速させるとのことだ。
なお各社役割としては、DGがWeb3領域の知見や暗号資産交換業の事業ノウハウを提供し、加盟店決済・精算スキーム等を検討するとのこと。JCBは、キャッシュレス決済の知見や事業ノウハウに基づき、加盟店決済・精算スキーム等を検討するという。りそなHDは伝統的金融機関での事業ノウハウをもとに、当該領域の事業化に向けた検討を行う。そしてマイナウォレット社は決済用インターフェース「マイナペイ」を提供する。
なおJCB、DG、りそなHDは1月16日、ステーブルコイン決済の社会実装に向けた協業開始を発表していた。