リップルの米ドルステーブルコイン「RLUSD」、ドバイ国際金融センターの認可取得

「RLUSD」がDIFC内での使用認可

米リップル(Ripple)社によるドル連動型ステーブルコイン「リップルUSD(RLUSD)」が、ドバイ金融サービス局(DFSA)によりドバイ国際金融センター(DIFC)内での使用が認められたトークンとして承認されたことが6月3日に発表された。

この承認によりリップル社は、「RLUSD」をDFSAライセンスを取得した主力決済ソリューションに統合できるとのこと。

またDIFC内のDFSA認可企業は、「RLUSD」を自社の暗号資産(仮想通貨)関連サービスに組み込むことが可能になったとのことだ。

「RLUSD」は、リップル社が2024年12月に発行開始した企業向けの米ドル建てステーブルコインだ。米ドル預金や国債、現金同等物で100%裏付けられており、ニューヨーク州の信託会社免許の下で運営されている。

また「RLUSD」は、XRPレジャー(XRP Ledger)とイーサリアム(Ethereum)上で発行されている。同ステーブルコインは発行以来、約4カ月で時価総額は2億5,000万ドルに達し、取引高は100億ドルに迫る勢いを見せている。

またリップル社によると「RLUSD」は、個人ユーザー向けのステーブルコインとは異なり、グローバル企業の実用性、特にクロスボーダー決済のスピード、コスト、効率性の向上を目的として構築されているとのことだ。 

参考:リップル
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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