ペイパルのステーブルコイン「PYUSD」、YouTube米国クリエイターが報酬で受取可能に=報道

PYUSDがYouTubeの報酬で選択可能に

米決済大手ペイパル(PayPal)提供の米ドル建てステーブルコイン「ペイバルUSD(PYUSD)」が、動画投稿プラットフォーム「ユーチューブ(YouTube)」のクリエイターが受け取れる報酬として選択可能になった。「フォーチューン(Fortune)」が両社各担当者の確認を得て12月11日に報じた。

フォーチュンによると、PYUSDで報酬を受け取れるユーチューブクリエイターは、現時点で米国ユーザーに限られるという。

ペイパルの暗号資産(仮想通貨)部門責任者メイ・ザバネ(May Zabaneh)氏はフォーチュンに対し、「ペイパルは今年第3四半期の初めに、支払いの受取人がPYUSDで受け取れる機能を追加しました」とコメントした。さらに同氏は、「この機能の追加後にユーチューブは、クリエイターがプラットフォーム上に投稿するコンテンツの収益受け取り手段としてPYUSDを選択可能にすることを決めた」と述べた。

PYUSDは米パクソス(Paxos)発行の米ドル建てステーブルコイン。同コインは米ドルと1:1でペッグされており、米ドル預金、短期米国債、現金同等物に100%裏付けられている。なお、PYUSDは2023年8月にイーサリアム(Ethereum)上で発行開始以降、ソラナ(Solana)、アービトラム(Arbitrum)、ステラネットワーク(Stellar Network)上でも発行されている。

参考:フォーチューンペイパル
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した