英上場企業で初、IG Groupが個人向け暗号資産取引サービス提供開始

IG Groupが個人向け暗号資産取引開始

英国上場の大手オンライン取引企業IGグループ(IG Group)が、個人投資家向けに暗号資産(仮想通貨)の直接取引サービスを提供開始した。IGグループが英紙「ザ・タイムズ(The Times)」の報道を引用する形でXにて6月3日に発表した。

これによりIGグループは、ロンドン証券取引所(LSE)に上場する企業として初めて、個人向けの暗号資産取引サービスを提供したことになるとのこと。

同サービスでは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、ドッグウィフハット(WIF)などを含む38種類の暗号資産が取引可能だという。

またユーザーが購入した暗号資産は、暗号資産取引プラットフォームを提供するアップホールド(Uphold)によって保管されるが、この保管は英国の金融サービス補償制度(FSCS)の対象外とのこと。取引手数料は、すべての取引において一律で1.49%のスプレッドが適用されるという。

なお英国の規制当局である金融行動監視機構(FCA)が2024年に実施した調査によれば、同国の成人の約12%が暗号資産を保有しており、2021年の4.4%から大きく増加しているとのことだ。

参考:The Times
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米ナスダック上場LGHL、「HYPE」トレジャリー戦略で6億ドル調達。東証とSGX上場も検討

米証券取引所ナスダック(Nasdaq)上場の金融デリバティブ取引を扱う証券会社ライオングループホールディング(Lion Group Holding:LGHL)が、米投資会社ATWパートナーズ(ATW Partners)から6億ドル(約872億円)のファシリティ(資金調達枠)を確保したと6月18日に発表した