「ロビンフッドウォレット」がビットコインとドージコインに対応開始

「ロビンフッドウォレット」がBTCとDOGEに対応開始

米投資アプリ運営のロビンフッド(Robinhood)提供の「ロビンフッドウォレット(Robinhood Wallet)」が、新たにビットコイン(Bitcoin)とドージコイン(Dogecoin)のサポートを開始した。ロビンフッドが8月30日発表した。

今回のサポート開始により同ウォレットは、ビットコイン(BTC)およびドージコイン(DOGE)の保管と送受信が可能になったとのことだ。

また今回「ロビンフッドウォレット」では、「イーサリアムスワップ(Ethereum Swap)」の機能も追加するという。同機能は、ユーザーがネットワーク手数料(ガス代)となるイーサリアム(ETH)を保有せずとも、既に保有している他のトークンを代わりに手数料として自動的に差し引く仕組みを持つという。これにより「誰でも簡単にDeFi(分散型金融)を利用し始められる」とロビンフッドは説明している。

なお同機能は200以上のトークンが対象になるとのこと。ただし同機能は一部のユーザーから段階的に有効になり、今後数週間で全ユーザーが利用可能になるとのこと。

ロビンフッドによると、今回提供開始になったのは「ユーザーから最も要望の多かったいくつかの機能」とのことだ。

「ロビンフッドウォレット」はノンカストディアル(セルフカストディ)型のウォレットアプリとして今年3月に一般公開されていた。発表によると、同ウォレットは世界140か国以上で数十万人のユーザーを抱えているとのことだ。

なお同ウォレットは現在iOS版のみで提供されているが、今年後半にはアンドロイド(Android)版もサポートされるという。

また「ロビンフッドウォレット」は当初ポリゴン(Polygon)ネットワークのみに対応し、一般公開時までにイーサリアムを追加した。その後はアービトラム(Arbitrum)およびオプティミズム(Optimism)のネットワークにも対応している。今回のビットコインとドージコインの追加対応により同ウォレットでは、6つのブロックチェーンに対応することになった。

関連ニュース

参考:ロビンフッド
デザイン:一本寿和
images:Reuters

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/18話題】JPYCとDPが地方金融機関の業務連携を共同検討、IG証券が暗号資産ETFのCFD取引提供終了、ストラテジーがBTC追加購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

コインマーケットキャップ、時価総額上位20銘柄連動のDeFiインデックストークン提供開始、BNBチェーン上で

暗号資産(仮想通貨)データプラットフォーム提供のコインマーケットキャップ(CoinMarketCap)が、時価総額上位20の暗号資産に連動するDeFi(分散型金融)対応インデックストークンを、BNBチェーン(BNB Chain)上で提供開始したことを11月17日に発表した

コンセンシス傘下Infura、分散型RPCネットワーク「DIN AVS」をアイゲンレイヤー上でローンチ

Web3ウォレット「メタマスク(MetaMask)」の開発企業コンセンシス(Consensys)傘下でインフラサービス「インフラ(Infura)」を開発するチームが、同社の分散型RPCネットワーク「ディンAVS(DIN AVS)」をアイゲンレイヤー(EigenLayer)上でメインネットで稼働すると11月17日に発表した

JPYCとデジタルプラットフォーマー、地方金融機関の業務連携に向け共同検討を開始

JPYC社とデジタルプラットフォーマー(DP)が、円建てステーブルコイン(電子決済手段)「JPYC」と北國銀行の預金型トークン「トチカ」との相互連携、および地方金融機関とJPYCとの発行、償還、決済、国際送金にかかる業務連携に向けた共同検討を開始したと11月18日に発表した