NEC、Web3とデジタルウォレット事業でデータゲートウェイと協業へ

Web3社会実現へ向け

NEC(日本電気)が、シンガポール拠点のDataGateway(データゲートウェイ)社とWeb3・デジタルウォレットにおける協業に関する基本合意書を8月1日締結した。NECが8月29日発表した。

今回の基本合意により、NECとデータゲートウェイは今後、より具体的な協業内容について継続協議を行い、両社の技術を相互に開示した技術検証、事業コンセプトやビジネス性を評価するための実証実験を行う予定だという。

また両社は互いの知見を活かし、個人が自身の情報価値を最大化し、企業が情報管理負荷を最小化できる情報管理・利用方法を確立し、トラストなWeb3社会の実現や市場の創出・拡大を目指すとのことだ。

具体的には、データゲートウェイが有する分散型ID(Decentralized Identifiers、Verifiable Credential)やデジタルウォレットに関連するソフトウエアや技術と、NECが保有する生体認証技術をはじめとするデジタルウォレットに関連するソフトウェアや技術を掛け合わせるとのことだ。

なおデータゲートウェイは、3月に博報堂キースリーと共同で提供開始した企業向けウォレットサービス「wappa(ワッパ)」の開発にも携わっている。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Aleksandra-Zhilenkova

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

Sponsored

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された

フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開

米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、「オンチェーン米国政府マネーファンド(OnChain U.S. Government Money Fund:FOBXX)」をイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2(L2)ブロックチェーン「ベース(Base)」上でローンチした。フランクリン・テンプルトンが公式Xにて10月31日発表した