Etherscan、OpenAI活用のスマートコントラクト分析ツールβ版を公開

EtherscanがAI活用のコントラクト分析ツール公開

イーサリアム(Ethereum)のブロックチェーンエクスプローラー「イーサスキャン(Etherscan)」が、オープンエーアイ(OpenAI)活用のスマートコントラクト分析ツール「コードリーダー」のベータ版ローンチを6月19日発表した。

ユーザーは、調べたいコントラクトアドレスを「コードリーダー」に読み込むことで、そのコントラクトアドレスに関連した全ファイルを自動的に取得出来るという。そして取得したファイルから特定のソースコードの操作や、ソースコードを理解する為にプロンプトを生成してAIに質問することも可能となっているとのことだ。

これによりスマートコントラクトの操作や機能の確認、コントラクトアドレスの読み取りや書き込みが出来るとのこと。また選択したスマートコントラクトが分散型アプリケーション(dApp)と統合出来るか調べることも可能とのこと。

なお「コードリーダー」を使用する為には、オープンエーアイのAPIキーが必要となっている。また「コードリーダー」で生成された回答は、オープンエーアイの大規模言語モデル(LLM)によって生成されており、ユーザーは生成された情報の正確性を確認する必要があるとのことだ。

オープンエーアイとは

オープンエーアイは、AIチャットボットサービス「ChatGPT」を提供する米AI開発企業だ。オープンエーアイ共同創業者サム・アルトマン(Sam Altman)氏は物理学者のアレックス・ブラニア(Alex Blania)氏と共に、暗号資産(仮想通貨)関連プロジェクト「ワールドコイン(Worldcoin)」の開発も進めている。

はじめてのビットコインはメルカリで

関連ニュース

参考:Etherscan
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Lari-Bat

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

パクソス、「Arbitrum One」でステーブルコイン発行へ。イーサL2は初

ステーブルコイン発行会社パクソス(Paxos)が、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション「アービトラムワン(Arbitrum One)」上で、ステーブルコインを発行予定であることを9月10日発表した。パクソスによる「アービトラムワン」対応は初のレイヤー2チェーン展開となる

【9/13話題】DCJPYのディーカレットが63.49億円調達、Swiftがトークン化された証券取引のテスト計画など(音声ニュース)

デジタル通貨「DCJPY」のディーカレット、13社から63.49億円調達。新株主に8社、Swift、トークン化された証券取引のテスト計画を発表、国内ライトニングネットワーク企業Nayuta、事業終了へ、eToroが米SECと和解。ほぼ全ての暗号資産取引を停止へ、コインベース、ラップドビットコイン「cbBTC」をBaseとEthereum上に展開、ロシア、来年7月までに「CBDC」普及目指す計画。中銀が発表、BitGoが「WBTC」をアバランチとBNBチェーンで展開、レイヤーゼロのOFT標準採用で、データ分析会社Nansenがステーキングサービス「Stakewithus」買収、20種類以上の暗号資産に対応、インドネシアの取引所「Indodax」、ハッキング被害で約31億円相当流出

Sponsored

コインベース、ラップドビットコイン「cbBTC」をBaseとEthereum上に展開

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、ラップドビットコイン「cbBTC(Coinbase Wrapped BTC)」を、ベース(Base)とイーサリアム(Ethereum)上で展開したことを9月12日発表した。なおベースは、コインベースが開発・運営するイーサリアムのレイヤー2ネットワークだ