Suiブロックチェーンがトークン「SUI」発行へ、IEOの実施も

Suiブロックチェーンがトークン発行

新興レイヤー1ブロックチェーンのSui(スイ)がネイティブトークン「SUI」を発行し、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を実施することを4月15日に発表した。

IEOはクーコイン(Kucoin)、バイビット(Bybit)、オーケーエックス(OKX)の3つの海外暗号資産(仮想通貨)取引所で行われる予定である。

Suiはメタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)によって開発されたブロックチェーンである。なお「SUI」はSuiでのガス代(取引手数料)やガバナンストークンとして利用されるトークンだ。

Suiは現在テストネットを稼働しており、誰でもテストネットを利用できる状態にある。ツイッターなどでは「SUI」のエアドロップを受け取る方法などとして、テストネットの利用を促すユーザーが見られていた。

しかしSuiは以前からエアドロップの予定はないことを発表しており、共同創業者のアデニイ・アビオドゥン(Adeniyi Abiodun)氏も「無意味な情報を流すな。SUIのエアドロップは実施せず、今後も実施する予定はない」と4月10日にツイッターで発言している。

テストネット利用者に対するエアドロップは実際になかったが、エコシステムの貢献者向けにIEOにて「SUI」を早期購入できる権利が付与されることが発表されている。対象となるのはSuiの公式ディスコードに2月1日以前から加入しているアクティブメンバーのみである。

関連ニュース

参考:Sui
デザイン:一本寿和
images:iStocks/koyu・BadBrother

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【5/22話題】ビットコインが11万ドル突破で史上最高値、テキサス州のBTC準備金設立法案が下院可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SECが21SharesのXRP・GrayscaleのDEGEとXRP現物ETFの審査手続き開始、Bitwiseのステーキング対応ETH現物ETFは審査延期

米証券取引委員会(SEC)が、21シェアーズ(21Shares)とグレースケール(Grayscale)が運用を計画する暗号資産(仮想通貨)現物ETF(上場投資信託)について、上場申請の承認可否を判断するための正式な審査手続きを5月20日に開始した。SECが同日付で文書を発行している

サム・アルトマンのワールド、a16zとBain Capitalに「WLD」売却で135Mドル調達

暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド(World)」を支援するワールド財団(World Foundation)の子会社であるワールドアセッツ(World Assets)が、同プロジェクトの初期支援者であるa16z(アンドリーセンホロウィッツ)およびベインキャピタルクリプト(Bain Capital Crypto)から1億3,500万ドルを調達したことを5月21日に発表した