実店舗で暗号資産決済が簡単に、Slash Web3 Paymentsが「QRコード決済機能」追加

SlashがQRコード決済機能リリース

SLASH FINTECH LIMITEDが、暗号資産(仮想通貨)決済システム「Slash Web3 Payments」の「QRコード決済機能」リリースを10月5日発表した。

この機能によりサービス提供者は、実店舗にPayPayを利用するような形で暗号資産決済を導入することが可能になる。

「Slash(スラッシュ)」では、ユーザーのウェブサイトやDApps(分散型アプリケーション)に暗号資産による決済処理を導入するためのシステムやAPIを提供している。今年8月にメインネットローンチした。

「Slash」が提供する暗号資産決済は、支払先が希望する暗号資産(トークン)を持たなくとも、顧客自らが保有する暗号資産を決済画面において自動的にスワップし、支払いができるようになっている。システムがDEX(分散型取引所)ルーターと連携することで、最適なレートで暗号資産をスワップする仕組みだ。

支払いに利用できる暗号資産は1400以上の銘柄が対応しており、また売上を受け取る側はUSDT・USDC・DAI・JPYC・wETHといったステーブルコインが選択できるようになっている。

今回リリースされた「QRコード決済機能」では、ノーコードで暗号資産決済用のQRコードが発行およびダウンロードできるとのこと。そのコードをスマホなどで読み込み、決済金額(日本円など法定通貨)を入力することで、そのまま「Slash」を利用した支払いが可能となる。

なお支払い手順としては、QRコード読み込み後に決済金額を入力すると受け取り側が希望するステーブルコインとそのレートが表示される。次にウォレットを接続し決済に利用する暗号資産を選択する。そうするとステーブルコインのレートに対する、決済利用の暗号資産レートが表示され、そのまま決済ができるという流れになっている。

なお現在対応しているブロックチェーンはイーサリアム(Ethereum)、BNBチェーン(BNB Chain)、ポリゴン(Polygon)、アバランチCチェーン(Avalanche C-Chain)とのこと。今後対応予定のブロックチェーンとしてFantom(FTM)、Arbitrum One(ETH)、Solana(SOL)などが挙げられている。

また支払い設定できる法定通貨は11銘柄。USD、JPY、EUR、AED、SGD、HKD、CAD、IDR、PHP、INR、KRWだ。

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参考:スラッシュ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/prezent・artJazz

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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