高級ファッションEC「FARFETCH」、暗号資産決済対応へ

「FARFETCH」が暗号資産決済対応へ

英国ラグジュアリーファッションECプラットフォーム「ファーフェッチ(FARFETCH)」が、暗号資産(仮想通貨)決済に対応することが6月10日分かった。

暗号資産決済プロバイダーのルヌ(Lunu)とのパートナーシップ締結のもと、ファーフェッチではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)バイナンスコイン(BNB)、トロン(TRX)、リップル(XRP)、テザー(USDT)、USDCの7銘柄の暗号資産決済に対応するとのことだ。

まずはファーフェッチのプライベート顧客のみが、数ヶ月後に暗号資産決済を利用できるようになるという。そして今年後半から米国やヨーロッパの国が利用対象国となるとのことだ。

ファーフェッチ傘下の英国小売店ブラウンズ(Browns)やオフホワイト(Off-White)の一部店舗ではすでに暗号資産決済を開始しており、そのことが今回のECサイトでの決済対応への理由にもなったとのことだ。

なおラグジュアリーブランドでは、グッチ(Gucci)が今年5月末より米国の一部の店舗で、そしてバレンシアガ(BALENCIAGA)が6月からオンラインと一部店舗で、暗号資産決済に対応することを報じられている。

関連ニュース

バレンシアガ、ビットコインとイーサで決済対応か

グッチがビットコイン・イーサ・ドージなど暗号資産決済対応へ、米国一部店舗で

ファッションブランド初の暗号資産決済導入、フィリッププレイン

NIKE、NFTファッションブランド「RTFKT」買収

ディーゼル、実物ファッションアイテムとセットのNFTコレクション「D:VERSE」リリース

参考:Farfetch
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio・AndreyPopov

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した

スーパーステートがトークン化株式の直接発行プログラム公開、ソラナとイーサリアムに対応

金融テクノロジー企業のスーパーステート(Superstate)は、イーサリアム(Ethereum)とソラナ(Solana)のブロックチェーン上でトークン化された株式を、米SEC(証券取引委員会)登録の公開企業(上場企業を含む)が直接発行できる新プログラム「ダイレクト・イシュアンス・プログラム(Direct Issuance Programs)」を12月10日に発表した