分散型取引所「dYdX」、月間取引1300万円未満の手数料を無料に

dYdX、月間取引1300万円未満の手数料を無料に

分散型取引所(DEX)dYdX(ディーワイディーエックス)が、月間取引額が10万ドル(約1,300万円)未満の一般ユーザーに対し、取引手数料を無料にすると8月1日発表した。

dYdX担当者によると、暗号資産を取り扱う取引所として初の試みになるという。 なお月間10万ドルを超える取引に対しては、引き続き現行の手数料がユーザーに課される。10万ドル以上の場合は取引額によってメイカー手数料とテイカー手数料は異なるが、5,000万ドル以上からはメイカー手数料は無料となる。

dYdXは2017年に開始した分散型のデリティブ取引を提供するプラットフォームだ。ローンチ以降現在までで累計取引高は6,308億ドルを超え、59,000人を超えるユーザーを獲得しているという。

先日7月28日には5周年を迎えており、今後はプロトコルバージョン4として、ネットワークをイーサリアムのレイヤー2ソリューションである「Stark-net(スタークネット)」からコスモスのPoS(プルーフオブステーク)のコンセンサスアルゴリズム「Tendermint(テンダーミント)」に基づく独自ブロックチェーンに移行することを発表している。

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参考:dYdX5周年
images:iStocks/Lemon_tm
デザイン:設楽悠介

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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