ポリゴン対応スマホ「Phone (1)」発売へ、英Nothing

Nothingがポリゴン対応web3スマホ発売へ

英テクノロジー企業「ナッシング(Nothing)」が、ポリゴン(Polygon)と提携し、ポリゴン対応のweb3スマートフォン「Phone (1)」を販売することが7月5日分かった。

「Phone (1)」の価格や正式販売の日時などの詳細については、7月16日開催のイベント「Return to Instinct」にて発表されるとのこと。なお「Phone (1)」は今月13日、NothingのTシャツを先着購入した100人に対し限定予約販売するとしている。Tシャツは1点税込3,000円。6月26日24時までにイベント参加を申し込み招待コードを入手する必要がある。

ナッシングは、ワイヤレスイヤフォンを提供する英ロンドン拠点のスタートアップだ。現実の商品にweb3分野を橋渡しする初のブランドを目指しており、今回の「Phone (1)」が同社初のスマートフォンとなる。なおナッシングは米スニーカーマーケットプレイス「ストックX(StockX)」と提携している。

ナッシングは今回のポリゴンとの提携により、まずNFTロイヤリティプログラムを立ち上げるとのこと。web3スマートフォンなどのプロダクトを開発し、web3アプリケーションへアクセスできるようにするとのこと。

NFTロイヤリティプログラムは、ナッシングのコミュニティ向けに設計されたものとなっている。コミュニティメンバーは、ポリゴンベースの「コミュニティ限定コンテンツ」や「商品の割引」、「特典のアンロック」、「オフラインイベントへの参加」などにアクセスできるとのことだ。

他のweb3スマートフォンの事例としては、ソラナ(Solana/SOL)が、web3スマートフォン「Saga」を6月24日に公開している。ソラナモバイル(Solana Mobile)とスマホ開発企業OSOMが連携し、「Saga」を開発しているとのこと。

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参考:Polygon
デザイン:一本寿和
images:iStocks/eskymaks

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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