米コージェント銀行、ブロックチェーンでの決済サービス導入

コージェント銀行がブロックチェーン基盤の決済サービス導入

金融決済サービスを提供するタサートグループ(Tassat Group)が、同社のプライベート・ブロックチェーンベースのデジタルバンキングプラットフォーム「サートペイ(TassatPay)」を、フロリダ州の商業銀行であるコージェント銀行(Cogent Bank)に導入したことを6月28日に発表した。

タサートグループはニューヨークを拠点とするITサービス企業であり、主にプライベートブロックチェーンを基盤とした決済サービスに強みを持っている。同社のタサートペイは銀行と顧客企業の決済を即時化することを目的としたデジタルバンキングプラットフォームであり、これまでに4500億ドル(約61兆円)以上の取引が実施されているとのことだ。

コージェント銀行はタサートペイを導入することで、同行の顧客間の取引をリアルタイムで処理できるようになる。これによりコストの削減やセキュリティの強化、顧客間取引の利便性向上などのメリットを享受することができるとのことだ。

タサートグループのCEOケビン・グリーン(Kevin Greene)氏は以下のようにコメントしている。

「タサートペイは、米国の銀行システム内で展開されている唯一のプライベートブロックチェーンベースのリアルタイム決済プラットフォームです。このプラットフォームを利用することで、企業は、銀行の規制を遵守して決済が実施されるという確信を持つことができます」

コージェント銀行はブロックチェーンに関する取り組みを積極的に行っている。今月23日にはブロックチェーンアプリケーションの開発を行う米企業ブロックスペーシズ(BlockSpaces)との提携を発表し、ブロックチェーン分野のベンチャー企業に対して積極的に銀行機能を提供することを表明している。

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参考:Tassat Group
デザイン:一本寿和
images:iStocks/CYCLONEPROJECT・Ninja-Studios

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
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