バイナンスラボ、DEX「パンケーキスワップ」に出資

バイナンスラボが「パンケーキスワップ」に出資

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)のベンチャーキャピタル部門バイナンス・ラボ(Binance Labs)が、分散型取引所(DEX)のパンケーキスワップ(PancakeSwap)へ戦略的投資を行ったことが6月6日分かった。

今回の投資はパンケーキスワップのユーティリティ及びガバナンストークンである$CAKE購入により行われたという。なお$CAKEを購入した額は明らかになっていない。

パンケーキスワップは、バイナンスの独自ブロックチェーン「BNB Chain」上に構築された分散型取引所。BEP20規格のトークンを自動マーケットメーカー(AMM)によりスワップできるプラットフォームだ。

今回の出資金は、web3変革のための技術開発やマーケティング、コミュニティサポート、企業向けソリューション提供に利用されるとのこと。

バイナンス・ラボは今月1日、新たに5億ドル(約650億円)のファンド組成したことを発表している。このファンドが投資するのは、web3やブロックチェーンに関する「インキュベーション」、「アーリーステージのベンチャー」、「レイトステージのベンチャー」とのこと。

アーリーステージのベンチャーの対象は、DeFi、NFT、GameFi、インフラなどweb3の全ての領域で、レイトステージのベンチャーはバイナンスエコシステムの戦略的パートナーとなれるような企業に投資していくという。

関連ニュース

バイナンス、約650億規模のweb3ファンド組成

バイナンスカストディ、機関投資家向けにエスクローサービス提供

バイナンス、機関投資家向け暗号資産カストディサービス提供開始

バイナンスがイタリアで認可、欧州2例目

バイナンス、バーレーンで暗号資産サービスのフルライセンス取得

参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/CYCLONEPROJECT・Abscent84・BadBrother

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した