アニモカブランズとバイナンス、約227億円のファンドを立ち上げ。ブロックチェーンゲーム支援で

アニモカブランズとバイナンス、約227億円のファンドを立ち上げ

香港拠点のブロックチェーンゲーム開発企業アニモカ・ブランズ(Amimoca Brands)と、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ブロックチェーンゲームプロジェクトへの支援を目的に2億ドル(約227億円)規模のファンドを立ち上げたことが12月6日分かった。両社はそれぞれ1億ドルずつ出資する。

このファンドではバイナンス開発のバイナンス・スマートチェーン(Binance Smart Chain:BSC)上でゲームを構築する、開発初期段階のプロジェクトに投資を行うとのこと。

なおバイナンスにとってこの投資は、10月に立ち上げた10億ドル(約1,130億円)規模のグロースファンドによる取り組みとなるようだ。同グロースファンドの「ビルダー&インキュベーションプログラム」には3億ドルが充てられており、BSC上位100のdApps(自律分散型アプリケーション)及びインフラ提供者の育成に2億ドルが利用されることが発表されている。

ちなみにアニモカとバイナンスは、今年1月に戦略的パートナーシップを締結している。バイナンス・スマートチェーンはアニモカブランズに対し製品、マーケットフィット、及びブロックチェーン技術の分野で助言を行い、またアニモカブランズは自身が提供するデジタルアセットをバイナンススマートチェーン上に移行すると発表していた。

関連ニュース

バイナンス、10億ドル規模のグロースファンド立ち上げへ

アニモカブランズ、ゲーマーにウォレット提供の合弁会社設立へ。暗号資産カストディ企業Hex Trustと

アニモカブランズ、韓国芸プロのCUBEとメタバース構築で合弁会社設立へ

取材】NFTゲームのアニモカブランズが約74億円調達、3ヶ月で企業評価額が倍に

アニモカブランズ(Animoca Brands)がバイナンススマートチェーン(Binance Smart Chain)と戦略的パートナーシップ締結

参考:アニモカブランズ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Kateryna-Bereziuk

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/30話題】大和証券らがパブリックチェーンで証券トークン、バイナンス宣伝でクリスティアーノロナウドへ集団訴訟など

大和証券グループとGinco、パブリックチェーンで証券トークン発行の概念実証へ、クリスティアーノロナウド、バイナンスの未登録有価証券宣伝したとして集団訴訟される、フィリピンSECがバイナンスの未登録運営を警告、アクセス遮断へ、コインベースがバイビット捜査関連でCFTCから召喚状、一部ユーザーに警告も、米財務省がビットコインミキシング「Sinbad」制裁、北朝鮮ラザルスとの関係疑惑で、スペイン財務局、国外保有の暗号資産が約807万円で納税申告義務化へ、ソラミツ、ソロモン諸島中央銀行と中銀デジタル通貨の実証実験を実施、パクソス、アブダビでステーブルコイン発行の原則承認取得、暗号資産サービス提供も、ジャックドーシー、ビットコイン分散型マイニングプール「OCEAN」に出資、ソラナ基盤のステーキングプロトコル「Jito」、独自トークンJTOのエアドロップ実施へ

Sponsored

大和証券グループとGinco、パブリックチェーンで証券トークン発行の概念実証へ

大和証券グループ本社、大和証券、Fintertech(フィンターテック)、Ginco(ギンコ)が、パブリックブロックチェーンにおけるセキュリティトークン(ST:証券トークン/デジタル証券)の発行および発行プラットフォームの開発に向けた概念実証の実施予定を11月30日発表した

パクソス、アブダビでステーブルコイン発行の原則承認取得、暗号資産サービス提供も

企業向けブロックチェーンインフラ提供やステーブルコイン発行を行うパクソス(Paxos)が、アブダビ・グローバル市場(ADGM)の金融サービス規制当局(FSRA)から、ステーブルコインの発行及び暗号資産仲介およびカストディサービス提供に関する金融サービス許可(IPA)の原則的承認を得たと11月29日発表した