ベルギー大手KBC銀行、個人向け暗号資産投資サービスを年内にも提供か=報道

KBC銀行でBTCやETHの投資サービス提供か

ベルギー大手金融機関KBC銀行が、暗号資産(仮想通貨)投資サービスの提供に向けて準備を進めていると、仏メディア「ザ・エコーズ(Les Echo)」が7月2日に報じた。

報道によると、KBC銀行は同行のオンライン投資プラットフォームのボレロ(Bolero)を通じて、個人投資家向けにビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)へ直接投資できるサービスを提供する予定だという。

KBC銀行は現在、暗号資産サービスプロバイダー(CASP)としての認可取得に向けた手続きを進めており、今秋に認可が下りる見通しとのこと。認可が得られ次第、KBC銀行は年内に同サービスを開始する予定とされている。

なおCASPは、EU(欧州連合)の「暗号資産市場規制(MiCA/MiCAR:Markets in Crypto Assets Regulation)」に基づき、正式な認可を受けた暗号資産サービス提供事業者を指す。

ちなみにドイツ大手銀行グループのシュパーカッセ(Sparkassen)も、個人顧客向けに暗号資産取引サービスの導入を計画していることが、「ブルームバーグ(Bloomberg)」により6月30日に報じられた。

報道によれば、顧客はスマートフォンの銀行アプリを通じてBTCやETHなどの暗号資産を取引可能になるという。なお暗号資産取引サービスの利用開始は2026年夏頃が予定されている。

同サービスは、シュパーカッセの完全子会社であるデカバンク(DekaBank)の証券プラットフォームを通じて提供される予定だ。

参考:ザ・エコーズ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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