OpenAI、トークン化株式におけるロビンフッドとの提携を否定

OpenAIがトークン化株式におけるロビンフッドとの提携を否定

米オープンAI(OpenAI)は、米ロビンフッド(Robinhood)が今週発表したストックトークン(株式連動型トークン)に関して、一切提携しておらず関与していないと7月2日に表明した。

ロビンフッドは6月30日、EU(欧州連合)およびEEA(欧州経済領域)居住の対象ユーザーが7月7日までにストックトークンの取引に登録すると、「オープンAI」および「スペースX(SpaceX)」のトークンをそれぞれ5ユーロ(約850円)相当付与すると発表していた。

しかし、オープンAIはXへの投稿で、「これらのトークンを承認した事実はなく、提供にも関与していない」と明言した。

これに対しロビンフッドの広報担当者は、「今回のストックトークンの配布は限定的なキャンペーンであり、特別目的事業体(SPV)を通じた出資によって可能になった」と説明した。ただし、そのSPVの具体名は明かされていない。

ストックトークンは、証券投資のあり方を再構築する可能性がある手段として注目を集めている。一方で、非上場企業の株式を裏付けとしたトークンの発行には、株式の流通に厳しい制限があるため、実現には高いハードルがある。

なお、スペースXはロイターからのコメント要請に対し、記事公開時点で回答していない。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
OpenAI says it has not partnered with Robinhood for stock tokens
(Reporting by Niket Nishant in Bengaluru; Editing by Alan Barona and Shinjini Ganguli)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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