バイナンス、トランプ一族「WLFI」のステーブルコイン「USD1」取り扱いへ

バイナンスがUSD1取り扱いへ

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、米ドル建てステーブルコイン「World Liberty Financial USD(USD1)」の取り扱い予定を5月22日に発表した。

取扱開始は5月22日12:00(UTC)で、取引ペアはUSD1/USDTとなる予定だ。

「USD1」は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領一族が経営に関与し、暗号資産(仮想通貨)事業を手がける「ワールド・リバティー・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)」発行のステーブルコインだ。

今年4月にローンチした同ステーブルコインは、米国政府短期国債、米ドル預金、その他現金同等物により100%裏付けされている。また米サウスダコタ州に拠点を置く規制対象の信託会社ビットゴートラスト(BitGo Trust Company)によって発行および法的に管理されており、米国の規制基準に完全に準拠したステーブルコインとなっている。

なお「USD1」はイーサリアム(Ethereum)およびバイナンススマートチェーン(BSC)上で発行されており、5月22日時点「USD1」の時価総額は約21.4億ドルとなっている。

「WLFI」の共同設立者ザック・ウィットコフ(Zach Wittkoff)氏は5月1日、アブダビに拠点を置く政府系投資会社MGXが「USD1」を使って、バイナンスに20億ドルを出資すると発表していた。 

参考:バイナンス
画像:iStocks/monsitj

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した