OpenSea、個人間NFT交換機能「Deals」リリース

OpenSeaがNFT交換機能Dealsリリース

大手NFTプラットフォーム「オープンシー(OpenSea)」が、ピアツーピア(P2P)によるNFTのユーザー間交換機能「ディールズ(Deals)」の提供開始を7月21日発表した。なおP2Pは、サーバーを介さずに端末同士、対等な関係で直接データのやり取りを行う通信方式だ。

「ディールズ」は、オープンシー内の機能として実装されており、NFTコレクター同士で直接NFTの交換ができるとのこと。

コレクターは「ディールズ」でNFTを交換したい相手のユーザーネームやアドレス、ENSを検索し、相手が所有するNFTから自分が欲しいNFTを選択。そして自分が所有するNFTから交換可能なNFTを選択後、取引期間を指定し、相手のNFTと自分のNFTを交換する為に相手へオファーをかける流れとなっている。なお所有NFTを複数選択し、オファーをかけることも可能であるという。

またコレクターはオファーの際に、自分が所有するNFTに加えて、オプションとしてWETHの追加ができ、交換の成功率を増やすことも可能となっている。

なお「ディールズ」は、オープンシーのプロトコル移行先「シーポート(Seaport)」でサポートされている機能とのこと。

「シーポート」は、今年6月より「オープンシー」の新プロトコルとして導入されており、従来のプロトコルに比べ、ガス代の大幅な削減が可能となっている。またオープンソースのプロトコルとして公開されており、web3セキュリティ企業のオープンツェペリン(OpenZeppelin)とトレイルオブビッツ(Trail of Bits)によって監査されている。

関連ニュース

    参考:OpenSea

    images:iStocks/justinroque

    関連するキーワード

    この記事の著者・インタビューイ

    一本寿和

    「あたらしい経済」編集部
    記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
    「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

    「あたらしい経済」編集部
    記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
    「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

    合わせて読みたい記事

    【5/8話題】FTXが再編計画修正案を提出、グレースケールがイーサリアム先物ETFの申請を撤回

    FTXが再編計画修正案を提出、債権者らへの支払い145~163億ドル見込む、グレースケール、承認可否判断前にイーサリアム先物ETFの申請を撤回、米SEC委員長、「暗号資産事業者の法順守監視はユーザー保護の一端を担っている」、ビットポイントに「ソラナ(SOL)」上場、ステーキングサービスも提供開始、豪州財務局が暗号資産取引所にユーザー情報を要求、税金取り締まりで、英レボリュート、プロトレーダー向け暗号資産取引所「Revolut X」開設、メタマスク、有害なMEVからユーザーを保護する機能「スマートトランザクション」追加、アスター、「Astar zkEVM」上でのTGE支援プログラム「TGE Catalyst Grant」発表、暗号屋とKlimaDAO JAPANが提携、地球環境に配慮した実証実験を実施へ、コロンビア大手銀行、暗号資産取引所「Wenia」立ち上げ=報道