オープンシー、NFTプロトレーダー向け「OpenSea Pro」公開

「OpenSea Pro」がリリース

大手NFTプラットフォームのオープンシー(OpenSea)が、NFTプロトレーダー向けの新サービス「OpenSea Pro」を4月4日に公開した。

「OpenSea Pro」は、オープンシーが昨年4月に買収したNFTアグリゲーター「ジェム(Gem)」をリブランディングしたサービスとなる。ジェムは複数の主要なマーケットプレイスで出品されているNFTを、同社プラットフォームを通じて最適な価格で売買できる「アグリゲーター」の機能を提供している。

「OpenSea Pro」では、合計170以上のNFTマーケットプレイスからNFT情報を集約して利用者に提供する仕組みが採用されているとのこと。

なお「OpenSea Pro」のリリースは、同じくアグリゲーター機能を実装したNFTマーケットプレイスのブラー(Blur)に対抗するためと思われる。現在ブラーでは、オープンシーの取引数を上回っている。ただしBlurにはアグリゲーター機能だけでなく、独自トークンBLURを取引量の多いユーザーにエアドロップする仕組みがある。

これに対し「OpenSea Pro」では、コミュニティへの報酬としてNFTのエアドロップを実施していくようだ。まずは3月31日までに以前の「ジェム」でNFTを購入したユーザーに対して、「ジェネシスNFT(Gemesis NFT)」を無料で5月4日まで配布するとしている。

また「OpenSea Pro」は、期間限定で同サービスを介するオープンシーでの出品手数料を0%するとのこと。オープンシーはブラーが台頭する中で手数料を0%にしていたが、「OpenSea Pro」が0%とする期間はオープンシーの手数料は通常の2.5%に戻るとのことだ。

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参考:OpenSea
images:iStocks/Lari-Bat

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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