L1ブロックチェーン「Sui(SUI)」、メインネットがローンチ

Suiのメインネットがローンチ

新興レイヤー1ブロックチェーンのSui(スイ)のメインネットが、東部標準時で5月3日8時(日本時間同日22時)にローンチした。

Suiはメタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)開発のブロックチェーン。高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。

なおSuiはディエム開発の開発言語「Move(ムーブ)」を採用している。またSuiの他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、Suiと同じく開発言語には「Move」が採用されている。

Suiのネイティブトークン「SUI」は、Suiブロックチェーンを利用する際に必要なガス代などに利用されるトークンであり、クーコイン(Kucoin)やバイビット(Bybit)などの暗号資産取引所でIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)が行われた。

大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)では、BNBとTUSDの所有者に向けてローンチパッドを実施し、トークンのサポートを開始した。このローンチパッドにはSUIトークンを獲得するために40 億ドル以上のトークンがステークされ、最終的に得られたトークンは1ドルあたり平均0.016SUIであったという。

記事執筆時点(5月4日13:00)、一部取引所ではIEOで購入したSUIトークンをSuiブロックチェーンに出金できず、一部の分散型取引所(DEX)やweb3ゲームなどの分散型アプリケーション(Dapps)も本格的なサポートが開始されていない状況だ。

関連ニュース

参考:スイ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/koyu

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【5/7話題】ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、JPYCが電算システムから資金調達など

ロビンフッドが米SECから強制措置の警告、暗号資産取引の提供で、米コインベースが集団訴訟に直面、未登録証券の販売と無認可ブローカー運営の指摘で、日本円ステーブルコイン「JPYC」、J-KISSで電算システムから資金調達、ビットコイン開発者にエドワード・スノーデンが警鐘鳴らす、プライバシー強化は急務、米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ、ムーンペイ、ペイパルアカウントで暗号資産の購入が可能に。米ユーザー向け、アーベ(AAVE)、v4開発に向け温度感チェック実施へ、アニモカがビットコインベースのプロジェクト展開へ、分散型プロトコル「OPAL」上で